小学6年生
1 最高学年
今日から最高学年となった。入学式準備も手伝わされた。自分たちの入学時もこんな感じだったのかな。
一人ひとり、お世話係になる。私は人数の問題で2人。
遥ちゃんと、咲ちゃん。とにかく可愛い。
遥ちゃんは前髪を眉に合わせてぱっつん揃え、後はおさげ。ほわって感じ。
咲ちゃんは前髪を眉上で切って右流し。後ろは肩上ボブ。キリって感じ。
「よろしくね、私は浅野心愛です。」
「ここちゃん!あたしね、遥っていうの!」
くぅ_____!元気っ子大好き!かわいい!
「私は___咲___」
あ!人見知りちゃんかぁ!うんうん!いいよ!かわいい!
「遥ちゃんと咲ちゃんはなにするのが好き?」
「うーん。「___お絵かき」!」
「そっかぁお絵かき好きなんだね。私も好きだよ!」
「ほんと?!一緒にお絵かきしよう!」
うぅぅぅぅぅぅぅ____。可愛すぎる。
「いいよー何描くー?」
「あたし描いて!」
「遥ちゃんね、いいよー!お姉ちゃんお絵かき上手だよー?咲ちゃんはなにか描いて欲しいのあるー?」
咲ちゃんの顔を見ながら遥ちゃんを描き始める。絵って、感覚じゃん?
けど咲ちゃんが話してくれない。
「じゃあ、咲ちゃんが好きなものはなぁに?」
「うさぎ_____」
「うさぎかぁ咲ちゃんみたいに可愛いよね!」
「あたしは犬が好き!」
「遥ちゃんに似てるよね、犬って。」
「ほんと?!」
「うん。元気なとことか!」
遥ちゃんが犬が好き情報を知って、犬も付け足そうと考えながら手を動かす。
遥ちゃんが犬を抱っこしてるみたいに描けた。
「わー!すっごく可愛い!ここちゃんありがとー!」
ちょっと手を早めに動かしたせいか、失敗したが、気にならない程度。
「ほんとー?うれしいなぁ」
「あ、咲ちゃんのも出来たよー」
「_ぇ?」
「じゃーん!」
咲ちゃんの絵は、うさぎにぎゅってしてる感じの絵。かなり上手く出来た。
「すごーい!咲ちゃんそっくり!かわいー!」
「ぇ、ぁ、_____ありがとう____。」
ふふっとわらって「どういたしまして」というと、触れ合いタイムは終わった。
「ここちゃんまたねー!」
「またね〜」
手を出すと、タッチをしてきた。かわいい。咲ちゃんにも向けると戸惑いつつもタッチをしてくれた。なかなか掴み上場ではないかな。
§
委員会は児童会。やりたいものがなくて、入れたらなっちゃった。別になんでもよかったんだけど_____。怖いって噂らしい。書かなければよかった。
会長立候補が居なくて、3分くらい気まずかったのでついつい手を上げてしまった。
お人好しなくしたい。
なんだかんだ児童会長というものをやるようになって、仕事が多くなった。
まず、それぞれの委員会の委員長を覚えなくちゃいけない。
放送委員長 月島凜 1組 朝昼の放送、行事のナレーションなど
体育委員長 末次涼 2組 ボール貸出、しか仕事を知らない
給食委員長 木村空 1組 給食室前で下げるの手伝ったりする
保健委員長 川添純恋 3組 石鹸、トイペの補充、けが人手当
図書委員長 小林莉乃 2組 本の貸出
広報委員長 山口愛佳 2組 他委員会と協力する陰の実力者
飼育委員長 澤田陽菜 3組 うさぎのお世話係、校庭の草むしり
整美委員長
児童会会長 浅野心愛 1組 子ども校長みたいな感じ。
とりあえず紹介だけ_____。
今度ある運動会でも開会式の言葉と閉会式の言葉を言わなくちゃいけないらしい。
なんか_____。やばい役職かもしれない。児童会長って_____。
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