番外編① 奥埜琉奈
私は
恋する小学5年生。
私の好きな人は
末次涼。
どこが好きかって?
ありすぎてあげられない。
1,優しい所
2,気配りができる所
3,友達思いな所
4,背が高いところ
5,頭がいいところ
6,ちょっと虐められた時に助けてくれた所
ちょっと意地悪を言っても笑って話してくれてた。
ちょっと前までは。
末次が変わってしまった。
私が変わってしまったのかもしれない。
夏に、月島に言った。
告白、だ。
「ねぇねぇ。私ね、好きなんだよね」
「で?」
「好きなの。」
「誰が誰を?」
なんでこんなに鈍いんだろう。
ここまで言ったら普通は分かるはず。
「だから!好きなの!私は!末次が!言わせないでよ!」
「はぁ。で、俺にどうしろと?」
「末次との橋渡ししてほしいの。」
「ごめん。それは無理。」
「は?なんで?」
「友達だから。」
「友達ならっっ、!」
「友達だから、相手の友達を利用して付け入ろうなんて考えているクズに涼をつなげたくない。自分で言って。」
「それだけ?それだけならもう行くよ」
「まって!これは誰にも言わないで。今まで通りに接して。」
「そのつもり。面倒臭いし」
初めてだった。
こんなふうに拒絶されたのは。
誰に何を言っても私は優先された。
どんなときも
どんな人でも
みんな、私を優先してくれた。
だから。
だからみんなに言いふらした。
私がしたとは言われたくなかったから、
あくまで私の友達が。
という体で。
ー月島は女子の告白を速攻で切ったー
ーしかもそれを面白そうに友だちに話したー
これだけで、
女子の中での月島の印象はガラリと変わった。
誰もが月島を軽蔑するように、
虫を見るように。
でも末次は変わらなかった。
末次は私を少しだけ蔑むように見た。
でもすぐにいつもの笑顔に戻った。
どうして、
どうして
そんな目で見るの。
悪いのは月島なのに。
あいつが来てからも末次は変わった。
浅野心愛。
気の所為だと思いたかった。
でも、末は、末次は、
あんなに笑顔で女子と会話しない。
あんなに弾けるような笑顔
私には見せてくれてない。
なんで私が一番じゃないの?
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