第3話 やっとたどり着いた会社
仕方なく、お客様用のフリーダイヤルに掛けて遅刻する旨を伝えました(それだけは覚えていて良かったです。いつもお客様に言っているので)。
快速でない電車を穴があくほど見て確認してから乗り、目的駅に着き、
駅員に長い棒のようなもの(先端が掴める構造になっていました)で携帯電話を拾って貰った時の安堵感は言い表せません。
やっと会社にたどり着きましたが、みんなに
「災難だったねぇ」
と言われ、恥ずかしかったです。
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