第2話 かけたくてもかけられない電話

私は車内の注目を浴びたまま、次の駅で降り、目的駅に戻ろうとしましたが、

うっかり快速に乗ってしまい、ずっと先の駅まで連れていかれる羽目になりました。落ち着いて確認しなかった自分が悪いのですが、完全に遅刻です。

電話をしようにも肝心の携帯電話がないので、公衆電話からかけようとしましたが、テレホンカードなど持っておらず、普段、携帯電話のお財布機能で買い物するので、財布さえ持っておらず、ほとほと困りました。

仕方なく駅員に事情を話し、そこの固定電話を借りて会社に電話をしようとしましたが、自分が働いている会社の代表電話の番号が分からず、うろたえました。

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