推しが卒業いたしました。
テトロドトキシン3.9
推しが卒業いたしました。
推しが卒業いたしました。
そこまで本気でなかったものの、結構好きでたまに来る歌ってみたが好きでした。
その声と可愛いキャラで、ひと目見て推しの一人になりました。
推しは何人いてもいいのですが一人かけるとなにか物足りません。
元々そこの会社の箱推しでその中でも特によく見ていたのでとても悲しいです。
メンタルがやられました。体調も崩れてその日1日がすべて崩れました。
同じ要領で人生も崩れ去ってほしいぐらいです。なんて生きづらいのでしょう。
一応卒業まで跡少しあるのですがそんなの気休めにもなりません。
だって卒業を撤回してくれるわけでもありません。
よくこういうとき「本人が幸せなら...」とか言っている人もいますが。
しかしそんなできた人間ではないのでそんなこと言えません。
もし卒業したら、という話なら別です。ifなら胸を張って言うでしょう。
しかしこれは現実。実際に言われれば悲しみが先にきます。
卒業理由を詳しく聞きたいくらいです。しかしある程度の情報しか出ません。
会社とのすれ違い、過度な労働、その他諸々。
もしかしたら別の方法で別人として生きていくのかもしれません。
もしかしたらもう二度と人前に出ないかもしれません。
何にしろ、今の彼女とは永遠のお別れなのです。
苦しい、しかし飲み込まなくてはならない。でも痛い、辛い、泣きたい。
人生は何もうまくいかない。人生はクソゲーですら無い。ただのゴミだ。
普段はすぐに裏切るくせに嫌な予感は裏切らない。神はなんてクソッタレなんだ。
芸能界とは仕事寿命が短い。ましてはYouTuber、そしてVtuber。
その寿命はご察しだろう。儚い人生だ。
今までのライブを見返す。涙が流れてこない。もう枯れているんだろう。
好きな切り抜きや歌ってみたを見る。思い出と嗚咽が漏れる。
目が潤んでは戻ってを繰り返す。まだ心が追いついていない。追いつけない。
本当なら叫びたい。やめないでと騒ぎたい。でも彼女のためにならない。
辛い辛い辛い。オタクとはなんて生きづらく、脆い生き物であろうか。
今ここで言えるのは多分卒業したら忘れてしもうのかもしれない。
忘れなくても、今までのようにはいかないかもしれない。
嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。やめないでやめないでと嘆き、悲しみ、苦しむ。
そのうち段々と吹っ切れてくる。彼女の最新グッズを買い、寝る。
起きるともう夜。とりあえずは思い出をしまい込み、夕飯の準備をする。
人生に絶望をしても、諦めずに生きていこうと思う。
彼女だってそう言っていた。そうだ。
泣いても、喚いてもいいから。飲み込めなくてもいいから。
いつの日か、いい思い出になるまで。
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