第6話 "居場所"

進んだ先に私の居場所は在るのだろうか? それぞれの場所を求め 皆夢を追いかけるのに どうして私だけ止まっているのだろうか? 旅立つのが怖くてもう誰も居ない教室に一人残る


一人でまたため息をつく 思い出が蘇る 懐かしい日々 毎日が楽しくて 永遠のような気がした でも時が経つのは速くて 消えていく日々 


夢を追いかけまた一人旅立って行く 終る日初めて後悔した もっと早くにあいつらと関われば良かったと 悔いても過ぎていく日々 変わり行く人達 人が変わるのは一瞬だ 自分の居場所を求め周囲に適応し社会に馴染む


分かっているもう前のあいつらではないと それでも もう一度くだらない話で盛上り、もう一度あの場所で笑い合いたい 


別れてから大分時が経った 私も変わって 征く 周囲に馴染むように でも変わりたくない自分がいる 自分すらも変わってしまったら もうあの頃の自分はもう居なくなってしまう あいつらと出会い作り出された人格が消えてしまうと 


人と出会うことで変わる この世に変化しない物は在るのだろうか? 私達が私達のままで居られる世界は在るのだろうか? 「変化を楽しむ」まだ若いからそんな良さなんて分からない 分かりたくない


それでも自分だけ変わらないのはやだから もう一度出会っときにそのままではやだから 次に進むよ 嫌なことも悲しいことも全て会った時の土産話をするよ どうか待っていて欲しい 同じ土俵に立てるように胸はって皆の前に居られるように進むよ 貴方達は私の希望だから 一筋の光だから 「また、会う日まで」


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