第11話 不穏①
さて、王家の
王子にせがまれて王子の部屋で
なんせイルは中身は人間なので、どんな会話もイルには
イルが悪人であったならこれほど美味しい
基本的にはガヴィと行動を共にしていたが、
今日は昼過ぎから王子のところに向かい、国王一家と夕食を共にして、はしゃぎ過ぎた王子がソファで
部屋の前まで行くと
王子を背に乗せて庭を走り回ったので、
ガヴィはまだ帰っていないようだ。
(帰ってきたら音でわかるよね。……ちょっとだけ休もう)
鼻先で
ガヴィが帰ってきたら一応
東の空がうっすらと白みはじめた
イルは鼻先にかかる人の温かさにふいに
(あれ? ……私、
そして燃えるような赤の色。
まるでガヴィの
イルを
イルが固まっていると、ガヴィは
いつもの
しばらくすると、ガヴィの
完全に
***** *****
「だからよ! お前は何べん俺に
赤くなった鼻先を
夜明けの
パニックになったイルは人であれば
ガヴィの
今日も平和だな、とかなんとか思いながら。
「言っとくけどな!
ガヴィ
ガヴィが仕事を終え部屋に
確かに始めは
落ち度は完全にイルにある。
だが
中身は十四の人間の少女には
(
ガヴィがなにやら
「……それでアカツキ
ガヴィの
「この
ガヴィの鼻の頭には
イルは
そんなイルの様子を見て、ゼファーは苦笑いする。
「まあまあ、アカツキ
ガヴィは
「……お前も一回そのお
「いや、まあそれはできれば
ゼファーは思わず顔を
……ああ、消えてなくなりたい。
「……なんというか、でも君も少し
他意はないとはいえ、かなり
「……
「……それはそうかもしれないが、女性には
ゼファーは
『ガヴィはちょっと心配しすぎなんじゃないの? ちょっとはイーリャの意見も聞いてあげなよ』
「……こいつに
いつもとは
「……ガヴィ?」
ガヴィはハッとすると「なんでもねえ。この話は終わりな!」と強制的に話を
ゼファーもイルも
ゼファーとお茶を共にしたあと、ゼファーは国王と共に
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