@.RECollection
いもこの.oh!=no!
エピローグ
………何もない無彩色の世界。
そこに超一級の戦闘機乗り。
第二次世界大戦の一人、鈴村大地は空を飛んで居た。
「Babababa……」「Dadadada!!」
――打打打打打打駄々
駄々ッ
交差する戦闘機、十字の飛行機雲を描く。
「あぁ!! 大地あまり深追いするな!!」
「わかるか」
「Bababa!!Doon……」
――打打打打打打、轟
大地は目の前の戦闘機を撃墜した。
――轟ッ!! 打打打々
戦闘機があった空は炎と血肉で紅くなり血の雨となり機体と共に地上へ降り注ぐ。
轟
「ったく危なっかしいだよ。そんなんだと折角出来た可愛い子猫ちゃんに嫌われるぞ」
――ザ
……ザザッ通信のノイズが走る。
「ん? 見てないのにどうやって嫌われるんだか」
深追いしていた大地を最後尾にして他の隊員と空の旅路を当たり障りのない会話をしながら帰路に進んでいると。
中列にあった大地と話していた隊員を乗せた戦闘機が、ドンッと被弾して火を吹いた。
――轟ッ!!
『なっ……』「戦闘態勢をとれ!! 敵は海辺の岩場に隠れている空母だ!!!!」
被弾した隊員は隊長格で変わりに誰かが咄嗟に指示を出す。
――ザザザ、打打打打打打打打々!!!!
「Bababa……Bababa」
――打打打駄々、打打ッ轟ッ打打打……
「DadadadadaBan!!」
…………轟ッ!! 打打打々!! 打打打打打打
「後方後方より敵!!」「ちっ後ろは任せろ」……
「大地!!」「空母からも敵!!戦闘機来るぞ……」
打打打打打打駄々ッザザ……打打打ッ轟!!
「Bababandooom!!」「Dan!!」
――轟ッ!! 轟ッ!! 轟!! 弾幕と被弾の爆破の花火が打ち上がる。
轟ッ…………打打……打
――ザザ、打打打打打打打打打!!
駄々…………ザ、ザ……打打打、打々……
「おいっ!! 状況は!!」
……
仲間内との無線に引き仕切りノイズが走り声をかけるが返事はない。
…………
「ちっなんだってこんな時に」
大地は物分かりも決して悪いわけではないのだが……
轟ッ!! 轟!! 打打打ッ
「Dadadadadadadada」
駄々、打打打……打打打駄々!!!! 打打打
「Dadadadadadada」
打打打打打打ッ打打打……
「DAM!!」轟!! 打打打駄々……
――轟ッ!! 轟!!!! 打打打打打打
「ぬわああああ!!」
傍から見たら白い空間を飛ぶ大地は遂に被弾し墜落して行く……
打打打…………ザザ
「くそう……」
……ザーー……ザーー
突き抜けて行く白く白く雲に覆われ呑み込まれて行きながら下に落ちて行くのでは無く上へ上へ昇るようだった。
打打打……打打…………
……ザザッ……
――ザザッ
ザ、
ザ
△
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