清楚系アイドルがド淫乱であることは俺しか知らない。

ニッコニコ

前半 アイドルに足りないたった一つのこと

「幼馴染は、悩みを聞いてくれる義務があると思うのです」

「権利を通り越して義務なんだ……」


下校中、幼馴染である三ツ石雅乃(みついし かの)がぼやいた。


「アイドルも楽しいだけじゃないんだね……」

「むしろ悩みの方が多いです……」


現実の厳しさに抗議するように、唇を尖らせていた。


「あ、ちょっと待ってくださいね」


雅乃は立ち止まって、膝下まで落ちてしまったニーソをゆっくりと引き上げると、徐々に肌に張り付いて濃淡が生まれる。


肉感を感じさせる太ももに、艶が加わってより魅力が増した。


「時間取らせちゃいましたね」

「ううん。気にしないで」


全然見てませんでしたよ?と平然を装おって話を続けた。


「雅乃の悩みなら、喜んで聞くよ?」


雅乃はきらりと目を光らせて俺の方を見た。


「本当ですか!」


にっこりと笑う顔は魅力に溢れていて、やっぱりアイドルなんだなぁと思う。


「これです」

「SNSアカウント……」


クラスメイトなんかがよくやっているオシャレなカフェや、映えるものを投稿するアプリだ。


「これがどうかしたのか?」

「フォロワーが全然少ないんですよ」

「うーん……そうかな?」


雅乃のフォロワーは約500人。

俺らの同級生よりも多い。

少ないとは言えないような気がする。


「今の時代、知名度は大切なんですよ!昔と違ってアイドルなんて腐るほどいますから。いかに多くの人に知ってもらえるかです」

「なるほど……」

「ライブだって、まだまだ規模が小さいものばかりです。こうして、普通高校に通えるくらいの人気しかないんです」


枯れた百合みたいに俯いて、不安をこぼした。


「早く、売れたいです……」


比較的、欲がない雅乃には珍しい言葉だった。

その言葉の裏側にはどんな思いが潜んでいるのか、俺には見えなかった。


「私には何が足りないのでしょうか……」

「雅乃…………」


弱々しい雅乃が心配だった。

細くて小さな手を掴もうとすると、何か気がついたように雅乃が声を上げた。


「あ!私ったら忘れ物をしてしまいました!」

「え、ちょ……」

「今日は相談に乗ってくださりありがとうございました!失礼しまーす!」


俺の戸惑いなんてつゆ知らず。


光の速さで忘れ物を取りに戻ってしまった。


「って、雅乃のやつ……」


俺の手元にはスマートフォン。

もちろん雅乃のである。


「また忘れ物してどうするんだよ」


◇ ◇ ◇


「はぁ、はぁ、はぁ……」


修一君から逃げるように学校の教室へと戻ってきました。

紅葉のような、斜陽が指しているこの教室には、もちろん誰もいません。

この時間は教室どころか、人すら来ないことはすでに調査済みです。

公立高校の割には校舎が大きく、部活棟と教室棟、その他もろもろ細かく別れているので、用事のないところに人は来ないのです。

いつものように、カーテンを閉めて、こっそりと修一君の机に馬乗りになります。

スカートとニーソからはみ出る太ももがひんやりとします。


『雅乃……』

「ひぅ……」


目を閉じるとさっきの修一君の熱い眼差しを思い出してしまい、腰の奥がガクッと脈打ってしまいました。

心臓が、時限爆弾のようにバクバクと暴れ出します。


「早く、しなきゃ……!」


Yシャツのボタンをおへそのあたりまで外して、心臓を柔らかく包み込むかのように、二つの丸みにお手を添えます。

上から覗くと、見栄っ張りの弊害か。

少しばかりズレた下着から、ツンとしたさくらんぼがのぞいていました。

そのまま優しく、下から持ち上げるように、お胸をマッサージします。


「ん……………」


少しずつ、ゆっくりと。

こねくり回すように、恥ずかしいところを確実に刺激していきます。

気がつけば。

下着と恥部が擦れて、鋭い快楽が脳内を走るようになっていました。

あれほど冷たかったふとももも、今では汗ばむくらいにじっとりとしてます。

快楽に蹂躙され朦朧としている脳内で、愛しの人を思い浮かべます。


「修一君……」


凛々しいお顔が浮かんだ瞬間、お股の辺りがキュンと閉まりました。


お股からたらぁと糸を引く蜜のようなものが垂れてきます。


それはトースターに溶かされるバターのように、おパンツに染み込んでいきました。


「……誰も、見てないもん……」


頭のどこかでどうすればもっと気持ち良くなれるのか、そんなことを本能的に理解していました。


ゆっくりと、スカートの中へと手を入れ、恥ずかしい部分をそっとなでました。


「んぁっ…………!」


今までに感じたことのない感覚が、体に走りました。


「.......もっとがいい......」


未知の感覚に私は躊躇なく手を伸ばしました。


布の上から、獣のように敏感な所を刺激し続けます。


あなたと一つになるためなら、どんなことでもいとわない。


結婚するためなら、アイドルや、エッチなことだって喜んでできる。


「やば、なにかきそう......」


今更かもしれませんが、これはれっきとしたトレーニングなのです。


未知の快楽と格闘しながら、思い返します。


それは全て、あの日に遡ります……


◇  ◇ ◇


「どうしたらいんでしょうか」


教室で1人、スマホ片手に悩んでいると、こんな声が聞こえてきます。


「なぁなぁ、この水着エロくね?」

「うっわー!でかすぎだろ」


……はしたない……

周りには苦手な女の子だっているはずなのに、どうしてそんなことを言うのでしょうか。

一言、注意してあげたほうが……


「やっぱ、このアイドルの人気の秘訣ってこの写真に込められてるよな」


注意する理由がなくなりました。


「ああ、やっぱりおっぱいだよなぁ」

「それな。結局は清楚よりも、エロさだよね」


……え?

清楚よりもエロさ?

ちょっと理解できませんでしたが、確実に彼らはそう言いました。


「……………………」


おっぱい でっかくする 最短


「は……!」


調べてしまっいました……


方法はいろいろあるらしい……けど、できるだけ簡単そうなやつがいいな。


器具を使ったりするのは親とかにバレたくないし……


修一君が家に上がった時に見つかってしまったら、それはもう、どうなってしまうことやら……


「ん?」


育乳マッサージ……


こうして私の育乳マッサージ習慣が始まりました。


◇ ◇ ◇


「うーん。これでいんですかねぇ」


お風呂の前でお胸に手を伸ばしながら、マッサージしていきます。


一通りマッサージを終えて、私は感じました。


これ、効果ないですよね....


でもまぁ、続けてみることにしますか。



『私、アイドル!になりたい!それでね、修一のお嫁さん』

『すげー!雅乃ちゃんなら絶対なれるよ!』

『だって雅乃だもん!』

『でもね……』


ばっと目が覚めた。


「あ、育乳してないや…………」


今日はレッスンをしてきたから疲れて寝てしまったようです。


体を起こしながら、夢の内容を思い出していた。


……懐かしいな。


あれは寝てる間に見た幻想なんかじゃんじゃい。


実在する記憶だ。


あれ、でも、あの時修一はなんて言ってくれてったんだっけ?


『でもね…………』


「うーん」


どうも、思い出せそうにはなかった。




1週間が経過しました。


「.....ん」


おかしなことに揉むと数回に一回、変な声が出るようになってしまいました。


知らない感覚が少し奇妙でしたが、それでもアイドル活動の為に私は止まりませんでした。



「女性ホルモン....?」


ネットによると、エッチなことをすればするほどに女性ホルモンが分泌され、お胸の成長を促せるらしいのです。


エッチなことってなんだろう....


はっと頭をよぎりました。


『......ん』


あの感覚でしょうか......


でも私にはまだわかりません。


どうしたらもっと理解できるのでしょうか.....


その時、何かを理解しました。


「修一君.....」


修一君のことを考えると、ドキドキして胸がキューっなります。


この感覚はきっとエッチなことにつながってるに違いありません!


「だったら.....」



「んあ!あっ.....!」


こうして、私の行動はエスカレートしていき、教室で快楽を貪るまでになっていました。


込み上がる腰を必死に抑えて、夢中で秘部を刺激します。


水の跳ねる音が教室中に響いて、消えていきます。


「やば、なんかきそう.....!」


込み上がる何かを必死に抑えようとしていますが......



急いだ方が良さそうだ。


こうして学校に向かっている以上、すれ違ってしまったら面倒だ。


最後の階段を登り教室の前まで行く。


ん?


水の音……?


まだ雅乃が教室にいるのだろうか。


仮にそうだとしたら少し安心だ。


「よかった、雅乃。忘れ物してた…………よ」

「うわっ!修一君!?」


教室にいたのは、俺の机に汗ばんでまたがっている雅乃だった。


「ちょ、え、、、何してんの……え?」


しかもYシャツを脱ぎ捨て、ブラジャー一枚で。


「ちょっと待ってください!まず弁明を!」

「え、あ、うん……」

「引かないでください!」

「ちが、びっくりしてるんだ!」

「って言うか……見ないでください……」

「ご、ごめん……」


久しぶりに見た幼馴染の身体に、俺は釘つけになっていた。


紅潮していながらも透明感のある肌は、触ってみたいと欲求を脳みそに伝達するしなによりも目に留まったのは、収まりの良さそうなお胸だった。


胸元にはほくろがあり、清楚な雰囲気とは裏腹に、妖艶な魅力も兼ね備えていた。


「ちょっと、ちゃんと服着ますから……」

「あ、うん」


机から降りようと脚を上げると、ハリのある魅惑的な太ももの間から、水色がのぞいた。


気づいてませんよっと目を逸らす。


彼女に性欲があることを悟られたくなかったからだ。


出会ってから10年近く経とうとも、誠実な男として思われたい。


「で、できました……」

「うっす……」

「……………」

「……………」


気まずい。


この事後直前みたいな光景を見せられて、俺はなんて言えばいいんだ。


「修一君はアイドルが人気になるためには、何が大切だとお考えですか?」


急にどうした?


アイドルには詳しくないから、ぱっと思いついたことを口にした。


「顔とか……?」

「それも一つでしょう」

「じゃあ、スタイル?」

「大切ですね」

「スター性?」

「重要なことだと思います」

「あ、SNS……?人気みたいな」

「どれもいい回答です……が。私が欲しい答えではないのです」

「雅乃の欲しい答えか……」

「おっぱいですよ」

「え?」

「アイドルに必要なのはおっぱいなんです!」

「そんなことないと思うよ!?」

「大有りです!」


逆転の手口を見つけ出した弁護士並みの勢いで、答弁される。


「今の目標は、SNSフォロワーを増やすこと。そうなってくると、外見的なことが大切になってきます」

 

まぁ、確かに人の印象は外見だ。


SNSみたいな表面的なコンテンツであれば尚更だろう。


「でも今のままでもいいんじゃない?」

「ダメです!今で人気がないんですから、何かを変えないと!」


顔が真っ赤になるほどに、雅乃は必死だった。


「でも、こういうところでするのは良くないと思う……」

「女性ホルモンが……」

「え?」


女性ホルモン?なんの話だ?


「い、いえ!こっちの話です!」


とんでもない速さで遠ざけられた。


すると、何かに気がついたような声を漏らす。


「あ」

「ど、どうした……?」

「協力してくださいよ。私に」

「協力?」

「はい。育乳マッサージ、一緒にしてくれませんか?」

「え?」


それってつまり、俺に乳を揉めと?


「い、いやダメでしょ!?アイドルなんだから、男に簡単に触らせちゃダメでしょ!?」

「違いますよ!?勘違いしないでください!?」

「俺は何を勘違いしているんだ!?」

「これはあくまでトレーニングですから!」

「そんなわけ……!」

「邪な気持ちを抱いているほうが悪質です!」

「ぐっ……」


本人にそう言われたら、強く言い返せない……!

 

でも、本当にいいのか……!?


下心がないとは言え、同級生の胸を揉むなんて……


改めて、雅乃を見る。


二次元から出てきたような、圧倒的なスタイルに、笑うだけで春を感じさせてしまうほどのド清楚フェイス。


スカートとニーソから覗く太ももは、ハリと艶を併せ持っており、どんな感触なのかを想起させてしまうほどに、淫乱。


シャツの上からでもわかる小さな膨らみは、控えめながらも、しっかりと形がわかる。


それゆえに、花柄の刺繍が薄く透けており、その下がどうなっているのかを余計に期待させてしまうほどの希望に満ちている。


俺の邪な視線を見抜いたのか、雅乃が近づいて耳打ちしてきた。


「私の感触……どんなのか気になりませんか……?」


雅乃の熱い吐息が耳を溶かして、脳みそに直接言葉が飛び込んでくる。


「っ…………!」

「他の男の人は知らない、修一君だけができることなんですよ?」

「そ、それは……」

「服の下…………一体どーなってるんでしょうね?」


一瞬、想像してしまい、体がビクッと跳ねた。


「あはっ……想像しちゃったんですか……?」

「してないよ……」

「どんな格好でしたか?」

「だから、してないって」

「答え合わせ、したくないですか?」


そう言って俺の手を持って、胸の方へと近づける。


「え…………!」


その手は止まりそうになかった。


「手伝うよ!手伝わせて!」

「え、いいんですか!?」

「もうほとんど脅しでしょうが!」


からからと笑うと、雅乃はしゃきっと背筋を伸ばした。


「これからよろしくね!修一君!」

「頑張りますよ……」


こうして俺は、幼馴染アイドルに育乳マッサージをすることになった。

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清楚系アイドルがド淫乱であることは俺しか知らない。 ニッコニコ @Yumewokanaeru

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