昔の光

佳乃こはる⭐︎お正月はイン率下がります

第1話

うらみ


それは、あの男の遺作だ。

才能と気力と夢に溢れながら、ついに道を成し遂げられなかったあの男の。


若くして、未練を遺し逝った男、


この私が、その才能を最も敬い、最も愛し、

そして、最も憎んだ男。



その才を妬み、私が殺してしまった男の────

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る