こいつで抜かないでください

人間は元来、わからないものにこそ恐怖を見出すと言うが、これはまさにそれを体現したパニックホラー小説だ。

いやほんと、マジでわかんない。あ、たまぁ……♡ おかしくなりゅぅ♡ んお゛……、ッ!♡

失礼。

思うに、この小説は令和のドグラ・マグラであり、実在するネクロノミコンである。

あるいは強烈な情報災害。ミーム汚染を引き起こす類のソレだ。

類稀なる感性によって描き出された狂気の世界は、読むモノを等しく魅了し、影響を及ぼす。

ここまで抽象的な事しか書かなかったのは読めばわかるからだ。

何が?

作者の変態性がである。

世の中にはこの小説を読むことによって何かに目覚めてしまう人もいることだろう。

改めて私自身への自戒も込めて、書いておく。



こいつで抜かないでください。