主人公の住む村で急激に猫が増えているという謎を究明するところから始まり、二転三転する展開にワクワクしながら読み進めることができました。現代ファンタジーというジャンル通り非現実的な要素は出てくるものの、一つ一つの問題について非常に現実的で地に足のついた解決がされており、とても納得できるもので、だからこそ三毛猫帝国の苦悩を感じました。