~恩恵《ギフト》【雑魚】を授かった転生貴族~ 雑魚モンスターの神として崇められてます
@samidare334
第1話
「はぁ~、、、またか、、帝国もいい加減学習してくれない物かね」
そんな愚痴を零しながら戦の準備を始めている
あっ、どうも皆さんおはこんばんちわ、僕の名前は「マルク」。この春、15歳になりました。一応この集落『ノア』で、何故か神として扱われています
「ホントよね。マルクを捨てた帝国を見限って良かったわ」
僕の愚痴に反応している、金髪ツインドリルの女性は「エリス」。元帝国サンドル公爵家の次女で、僕のお嫁さんの一人、そして、ヤンデレだ
「人族って、馬鹿なのかしら。私のお父様は直ぐにマルク様の素晴らしさが分かったのに。折角、マルク様と気持ちよく寝ていたのに、、、ユルサナイ」ハイライトオフ
こう言って、長く艶めいた紫色の髪を靡かせている「レティ」。ひょんな事から、魔王軍と戦いになり、一方的にボコボコにしてしまった事で、魔王直々に娘を頼むと言われ、済し崩しに僕のお嫁さんになった一人。そして、ヤンデレだ
「まあまあ、レティ殿。落ち着いて下され」
今にも暴走しそうなレティを宥めているのは「セラス」。竜人族族長の一人娘。前世の記憶にある、着物を着こなす姿は、正に大和撫子。そして、僕のお嫁さんの一人でありヤンデレだ
「全く、良い天気なのに気分が台無しだわ。今日は、私の番なのに」
そう言って、弓の手入れをしているのがエルフの「フィリエ」。フィリエは、この世界では異色で、魔法が全く使えないエルフだ。その為、エルフの村から追い出されてしまい、行く当てもなく倒れていた所、偶々通りかかった僕が助けた。そして、お嫁さんの一人であり、ヤンデレだ
「ねーねー、マルク。早く終わらせて、遊ぼうよ~」
僕の髪をグイグイと引っ張っているのは「フェリシア」。妖精族の王女様だ。妖精族は、気に入った魔力の持ち主と一緒になるのが通例なのだとか。そんな感じなので、フェリシアも僕のお嫁さんの一人、そしてヤンデレだ
あっ、因みに自分、転生者っす。って、言っても前世は日本人だったこと以外、何も覚えてないけど
いや~、起きたら知らない美女に抱えられていて吃驚したよ。しかも、赤ん坊になってしまっていたから尚更ね。最初の頃は、皆何を言っているか分からなかったけど、そこは、転生特典?なのか、言語を習得するのに時間は掛からなかった
そして、赤子ながら話に聞き耳を立てていると、どうやら僕は、バルカン帝国五大公爵家の一つ、レーベン公爵家に生まれた事が分かる
その時は、やったこれって勝ち組じゃん、、、、、っと、思って過ごしていたんだけど
5歳を迎えてからが地獄だった
貴族としての礼儀作法に始まり、戦闘訓練、魔法訓練等、様々な事をやらされる。僕は、三男として生まれたので、長男や次男とは違い、まだ優しい方だと言われているが、これで優しいの?って、思うくらいのスパルタだ
これが、前世の世界だったら、幼児虐待として訴えられるだろう
そして、7歳を迎えた時、僕のお嫁さんの一人、サンドル公爵家「エリス」と婚約をしたと、父上に呼び出され発表される
僕は、貴族としての生活に若干嫌気が差していたので、この婚約は素直に喜べないでいた
だって、貴族の生活って面倒なんだもん。そりゃあ、最初は喜んだよ。五大公爵家って言っても、所詮三男だし働かなくても、優雅に生活できると思っていたのが
長男で、レーベン公爵家を継ぐ「フェム」兄さんは、自分の失敗を弟である次男「オーマイ」兄さんか僕に擦り付けるし、それを見てオーマイ兄さんも失敗を、僕に擦り付ける始末
更に、二人とも外面だけは良いので、いつも僕が割を食ってしまい怒られるので、使用人や騎士達からは、失敗作やら劣等品なんて陰口を言われている。これ、中身が僕でなかったら泣いてるよ、、、いや、今の僕でも泣きたい
そんな中でも、僕の癒しになっているのが、異母妹弟で妹の「マリーシア」と弟の「フェール」だ。この子達は、何故か僕に懐いている。それに、多分だが長男と次男よりも優秀だと思う
今も、秘密裏に僕と連絡を取っているのだから、二人の優秀さは分かるでしょ
でだ、そんなこんなで過ごしながら、8歳を迎え
えっ、端折りすぎだろって、、、仕方ないじゃん、それまで、長男次男の尻拭いや、異母妹弟の交流、婚約者のエリスとデート等、ありきたりな事しかしてないんだから
でも、いつの間にか、僕がエリスとのデート中に、他の女性に目移りすると、あら大変。エリスの可愛いお目目からハイライトさんが消えてしまうじゃあ~りませんか
そうなった時は、エリスを抱きしめて、クッサイ愛の言葉を言ってあげる
すると、可愛いお目目にハイライトが戻るので一安心。この時は、エリスの愛がまさかここまで重いとは、全然思ってなかったよ
じゃ、話を戻しますか
バルカン帝国では、8歳を迎えると
貴族の中でも、
だが、
だって、学園のクラス分けがそれを物語っているんだから
洗礼の儀を終えると同時に、学園への入学が決まるのだが、そのクラス分けが
逆に
中には、洗礼の儀で
この時、僕の中では『貴族の生活は大変だし、いっその事、
そして、洗礼の儀の日を迎え、順番待ちしている。父上もこの時ばかりは、僕に付き添いで一緒に居る。まあ、強力な
「サマール、、、、、
続々と、洗礼の儀を受けてた子供たちは一喜一憂している。勿論、その親達もだ。
「次、オールド公爵家、ゲニル」
「はい」
「残すは、五大公爵家の御三方ですか」
「特に、ゲニル様は神童と呼ばれていますな」
「オールド家は、ゲニル様の兄ザマス様も強力な
「ゲニル様は、どの様な
「ゲニル、、、、、おお、これは素晴らしい。
その瞬間、周りの貴族達も「おーーーーっ」と、湧き上がる
「ゲニル様は、【剣聖】ですか」
「素晴らしい」
「オールド家は安泰ですな」
と、次々と貴族達に囲まれ、賛辞を貰っている
「次、サンドル公爵家、エリス」
「はいですわ」
「次は、サンドル公爵家のエリス様ですか」
「相変わらずお美しい」
「しかし、エリス様のお相手は」
「そうですな」
「サンドル公爵は、何を考えてあの」
「シッ!!それ以上は」
「エリス、、、
「エリス様も素晴らしい
「そうですな、【豊穣】の恩恵があれば、飢える事は無いと言われていますし」
「これで、婚約者が居ないのであれば」
エリスは貴族達に囲まれる前に、僕の方に向かって来る
「次で最後ですか。レーベン公爵家、マルク」
「はいはい」
「マルク、シャキッとしなさい。貴方は私の婚約者なんですから」
「分かってるよ、エリス。じゃ」
「最後が、マルク様ですか」
「【剣聖】【豊穣】の後では、、」
「それに、マルク様については、あまり良い噂を聞きませんし」
「本当に、何故エリス様がご執心なのか」
「しかし、レーベン公爵家の二人は強力な
「そうなると、マルク様も」
外野が煩いなぁ。でも、僕の噂って何だろう?どうせ、フェム兄さんと、オーマイ兄さんが、あの外面で僕の悪口でも言ってるだろうが
神父の前に立ち、頭に手を添えられて、よく分からん呪文?お経?を唱えられる
ブワッと、僕の中に何かが入って来るのが分かる。これが、
憂鬱になりつつも、今は素直に
「マルク、、、こっ、これは、、」
おや?神父様が、言い淀んでいるのだが、僕の
「マルク、、
ん?聞き間違いかな?今、雑魚って言った?
「あの、神父様。もう一度お願いします」
「マルクの
えっ、マジで、、、聞き違いじゃ無かった。しかも【雑魚】って、何だその
次の更新予定
2024年12月4日 18:00
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