第13話

「真依、次何する?」



「んー、何もしない!」




あぁ、これは…




「少しねんねするか?」



「うん…!」




すると、真依が両手を伸ばす。



眠い衝動のついでに、甘えたも入ったか。


これは、さっきの反動もあるな。



抱き着くような体制で真依を抱えると、少しして直ぐに夢の中に入っていった。




「可愛いなぁ…。」



「ありゃ、真依ちゃんおやすみ?」



「あぁ」




凜人と道弘が気付くと何もせず優しい表情で見守る。



保育園入ってからこの体制で眠るのは無くなったんだが、久しぶりの膝の上に思い出したか?




大好きだったこの体制の




居心地の良さを──…。

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