神様のいるところ

異界ラマ教

第1話

僕は今日、神社に来た。


ここに来ようと思った理由はまぁ、ついでだ。


仕事が休みになった僕はドライブついでに温泉などに行ってみようと思った。

ただ僕は長風呂をするタイプでもないので、お土産屋が開き始める時間まで手持ち無沙汰になると思ったのだ。

しかし早起きしてしまった手前、出発時間を遅らせるのもなんだかなぁと思い歯磨きをしながら頭をひねっていると、この神社のことが思い浮かんだ。


ここはそれなりに有名な神社で、僕も名前は知ってのだがけっこうな山奥にあるため行ったことはなかったのだ。

目当ての温泉とそれなりに近いこともあり、僕は愛犬を連れてスマホのアプリの経路にここを追加したというわけだ。

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