だからこの想いは、伝えない(仮)

音羽鈴心

第1話

「こんにちは」

「えっ!? 透けてる⋯⋯? いや、貫通? それ、大丈夫なの?」

「まあ、そうだね。幽霊だから」


 変わらない君。


「っ!? どういうこと⋯⋯?」

「ふふっ、『はじめまして』。僕はライ。これからよろしくね!」


 変わってしまった僕。


 僕らが出会ってしまったのは何故だろう。

 ⋯⋯わからないからこそ、僕は今を、大切にしていく。

 ───だからこの想いは、伝えない。



 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩☪︎⋆


 いじめに悩んでいる少女

後藤ごとう 日和ひより

     ‪✕‬

 成仏できていない少年

ライ(本名××××)


 ˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩˚✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩☪︎⋆



「⋯⋯私、ライに似ている人を、知っている気がするの」


 真実が明かされる時、僕は⋯⋯───。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る