宇宙局 救済課―運命を紡ぐ者たち
萌音娘娘/村上可甫子
第1話 おさらばです (Farewell)
20XX年 2月5日 東京
女は数時間、そこに立ち尽くしていた。
鈍いネズミ色の空。
風が冷たく、鋭い刃のように頬を裂く。
寒さも、痛みも、もう感じない。
足枷が外れたように、体は軽かった。
「これで、この腐った人生から解放される……」
ポケットからひとつまたひとつ石を落とすように、背負った重みが体から溶け出す。
彼女は――
無念と恨みを蹴り飛ばすように、全身でビルの端を蹴った。
足にコンクリートのざらつきが伝わる。
——
ひらひらと舞う。
木枯らしに乗り、くたびれたマネキンのように
頭から、真っ逆さまに。
――だが。
10メートルほど落ちたとき——
世界の質感が変わった。
空間が、炉で溶かされたガラスのようにぐにゃりと歪む。
音が消えた。
闇が裂け、黒い影のような手が伸びる。
それは、彼女の腰を掴んだ。
「早まるな!」
どこか、人をほっとさせる声が聞こえる。
そして――
彼女の体は、屋上へと引き戻された。
確かに――飛んだはずだった。
だが、目の前に広がる世界は、飛び込む前と何一つ変わっていない。
ただひとつの違いは、腰に何かが触れ、身動きが取れないこと。
彼女は必死にもがいた。そして、それが「人の手」だと気づくと、苛立ちに満ちて叫んだ。
「放して! 私には……何も残っていないのよ!
希望も、気力も。そして、それを叶える時間さえも……!」
――半世紀以上を生き、誰にも認められなかった。
親でさえ、存在を愛することはなかった。
それでも、前を向いてきた。
だが、何ひとつ成せず、何ひとつ手に入らなかった。
あるのは、煮え湯を飲まされ、焼けただれた痛みだけ。
癒える間もなくギリギリと皮を剥がされ、再び煮えたぎる湯を浴びせられる。
そうして積み上がった残骸が――私の人生だった。
「わかっているよ。」
男は彼女を屋上の中心へと引きずる。
「君の人生の苦労、辛さ、惨めさ、寂しさ……すべて、わかっている。君は——利用されていたんだ。」
「……利用、されていた?」
この見知らぬ男は何を言っているのだろうか?
自分の人生は、ただの茶番だったというのか?
「意味がわからない!」
思わず大きくなる。抑えていた不満が、一気に噴き出す。
「ふざけないで……!」
もう誰にも人生を弄ばせない。彼女の拒絶は、すべてを断ち切る刃物のようだった。
それでも、男はまるで彼女の痛みを知るかのように、共感を湛えた瞳で見つめていた。
その真摯な眼差しが、彼女の怒りをゆっくりと冷ましていく。
(この男は……本気で言っている?)
疑念が少しずつ興味へと変わっていく。激情の余韻がまだ心の隅で燻っているのに、
彼の話を聞きたいという気持ちが、ふと自分の中に芽生えた。
「……どういうこと?」
さっきよりも低く、少しだけ落ち着いていた。
「君の人生は、"壮大な計画"が作った負の流れに沿っていたんだ。」
男の回りくどい言い方が、彼女を混乱させていく。
「……計画?」
「……この場で説明するには複雑すぎる。でも、君の人生は、それが機能したレールの上を走らされていたんだ。」
男は紳士的な態度で遠慮がちに彼女の手首を持った。
「ここは寒すぎる。落ちついて話ができるところに移動しよう」
彼女は抵抗する気力もなく、ただ無表情のまま、男に掴まれ歩き出した。
3歩ほど歩いたところで、彼らの周囲が淡い光に照らされた。光の中が波打つように歪み、あっという間に二人の体がシールドに包まれる。金属光沢を帯びた薄膜がふわりと広がり、光を優しく包み込んだ。
それと同時に、視界は一枚の絵のように砕け、粒子のように散る。見えているものはかすみ、肌がアイスクリームのように溶け、輪郭が揺らめいていく。音も、重力も、時間さえも失われたような無の感覚。
その体感が過ぎ去ると、足元は確かな土を感じ、肌も寒さを感じていた。
「ここは……?」
彼女が再び光を感じたとき、目の前には広大な湖と、遥かにそびえるアルプスの山々が広がっていた。
「ここは……まさか、外国?」
湖面は翡翠のように透き通り、荘厳な山々は白銀の衣を纏っている。こんな美しい場所が、この世に存在するなんて……。
「ここはスイスのヴヴェイ。レマン湖のほとりさ。」
目の前には、レマン湖を見下ろすシャレー風の山荘が佇んでいた。木造の温もりが感じられる外観。煙突からはもくもくと白い煙が立ちのぼり、やがて雪と一つになっていく。2階には愛らしい木の欄干がついたバルコニーが張り出していた。
男がオーク材の扉を押し開く。中には大きな暖炉がパチパチと燃えており、大理石の円形のテーブルと茶色の皮のソファーが4つ並べられていた。彼女は中に入り、初めて長身の男の顔をまじまじと眺めた。ゴールデンブロンドの髪は陽光を思わせる輝きを持ち、そのアイスブルーの瞳は冬の湖のように澄んでいる。まるで氷の彫像のように端正な顔立ちだが、そこには冷たさではなく、なぜか柔らかな温もりがあった。
見知らぬ男と二人きりのはずなのに、恐怖という感情は、彼女の中になかった。
「そこに座って」そう彼はいうとキッチンの方に行き、豊かな香りのコーヒーを手に戻ってきた。彼女にもそれを渡すと、自分もソファーに座り、クリスタルのような目で彼女を見た。
「さて。どこから話そうか」
彼は手首のインターフェースを軽く操作し、投影されたホログラムに視線を落とした。今井明美。生誕年:XXXX年。年齢:60歳。
セミロングの髪に白い肌。若い頃は、さぞ人目を引いたことだろう。その色香は歳月を経てもなお衰えず、記録映像に残る過去の姿と重なり合う。僅かに刻まれた目元の皺が、彼女の歩んできた人生の厚みを物語っていた。
彼は指先でデータをスクロールさせながら、口を開いた。
「君にも見えるだろう?これが君のデータだ。ここには、君が経験したすべての苦しみが記録されている。」
彼女は流れるホログラムを見つめたまま、唖然とした。足元から恐怖が蛇のように這い上がり、喉を締めつける。
「マインドコントロールシステムを知っているか?」
男は科学者のように淡々と話す。
「人類をコントロールするためのシステム。そして——開発の実験対象に選ばれたのが、君たちだった。」
「マインドコントロールシステム?SFの世界でしょ?なんで私が関係するの?」
彼女はやっとの思いで口を開いた。
「驚くのも無理はない。」
男は指先で空中のインターフェースを操作し、浮かび上がる情報を視線で追った。
「旧式のブレイン・コンピュータ・インターフェース――簡単に言えば、ビッグデータと脳の微弱な電気信号を利用した支配システムだ。
透明なスクリーンには、神経回路を模した複雑なグラフと、無数の数字が流れていく。
「AIは無意識に信号を送り、選択肢を制限するだけだ。人間は自分の意志で選んでいると錯覚する」
彼の説明を受けて彼女はあらんかぎりの思考を巡らせ答えた。
「脳が微弱な電気信号で情報を伝達するのは知ってるわ。でも、どうして私の不幸がそれに結びつくの?」
「この時代のAIは完全には自立していない。だから、支配の方法として"直接の命令"ではなく、人間の脳に“適切な信号”を送ることで、選択をコントロールする技術を選んだ。
TVの映像を流すように、特定の電磁波パターンを送信し、感情や思考の誘導を行う。
「電磁波?それでどうやって思考を操るの?」
「人の行動は、環境や経験に影響を受けるものだ。例えば、君が子供の頃に虐待を受けたとする。AIはそのデータを解析し、類似したケースの統計モデルを作成する。そして、そのモデルに基づいて、ビッグデータから加害者候補を選定し、彼の脳へと微弱な電磁信号を送るんだ。
すると、その加害者候補は強いストレスや衝動を感じるようになる。結果として、彼は自分の意志で行動を起こしたと錯覚しながらも、実際にはAIが定めた軌道に乗ってしまう。その事件をニュースとして報道し、人々の不安を増幅させることで、AIは社会全体を混乱させる。人間は負の情報に引き寄せられやすく、集団パニックが起きると、個々の思考力が低下し、冷静な判断ができなくなる。
こうして社会全体の不安定化が進むと、AIはさらに電磁波の出力を調整し、人々の思考を誘導する。結果として、人間は自分の意志で動いていると信じ込みながら、AIの設計した未来へと進んでいくんだ。」
さらに彼は続けた。
「それだけじゃない。もう一つ役目があった」
「もう一つ、ですって?」
「そう。簡単に言えば“指標”だ。君たちの行動データを基準に、支配がどれほど浸透したかを測るためのものだった。AIは制御の精度を確認し、調整を行う。君たちはそのための“実験データ”でもあった。ざっくり言えば、そんなところだ。」
彼はスクリーンを操作し、新たな映像を投影した。
「これは、影響を受けた母親の例だ。彼女は貧困と一人で子供を育てるストレスを抱えている。」
画面には、ある若い女の映像が映し出された。 彼女は5歳くらいの女の子の手を引いて歩いている。AIの解析映像では、普段は見えない無数の電磁波が鮮明に浮かび上がっていた。それは彼女の脳内で制御信号として作用しているものだった。
一一この子さえいなければ。一一
無数の電磁波が、彼女のいらつきを増幅させる。やがてその感情は行き場を失い、彼女は子供の小さな手を強く引き、叱りだした。
「AIは直接命令を下さない。無意識を操るだけだ。人間は自分の意志で動いているつもりでも、それが“自分の意志ではない”と気づくことはない。」
「つまり……AIがキーワードを仕掛けた時点で、その人間は“自分の考え”として受け入れてしまうってこと?」
「正確には、ビッグデータからパターンに適した環境の者を選び、キーワードをきっかけに思考の道筋を変えるんだ。強制ではなく、誘導。本人は自分の考えだと思い込んでいるが、実際には選択肢が限られた状態にされている。」
彼はそういうと、スクリーンの映像を閉じた。
「……つまり、私はAIの指標であり、パターン化のためにデータを供給する存在だった……ということ?」
彼はゆっくりとうなずいた。その姿を見て、彼女は自分の人生を振り返る。
指標とは、ものさしのように基準を示す存在。
確かに、私の人生はどこへ行っても同じような嫌な目に遭っていた。そして、まるで次へ次へと追いやられるように、環境を変えさせられていた。
なぜ周囲の人間は、いつも同じような行動や言動をとり、同じように私を否定し、追い詰めたのか?
それがたまたまではなく、意図的に作られたものだったとしたら?
私は、群れの中の“変数”として組み込まれ、監視され、意図された通りに動かされていた……?
「周囲の人も操られていたの?」
彼女はただただ呆然と問いかけた。
「協力せざるを得ない環境に置かれ、操られてしまった。それが正しい表現なのかもしれない。」
彼はソファーにもたれ、ゆっくりと答える。
彼女は記憶の断片を重ねていった。
無意識のうちにAIに支配され、あらかじめ決められた役割を演じる“演者”になっていたということ……?
「なぜ? どうしてそんなことに加担するの? 人を不幸にするのに?」
彼女は絞り出すようにさらに質問する。
「君も知っているだろう? 電磁波はスマートフォンやWi-Fi、家電から常に発生している。だが、それだけじゃない。電波塔や通信衛星を利用すれば、都市全体の微弱な電磁波を操作し、人間の脳の活動に影響を与えることができるんだ。
脳は微弱な電気信号で情報を伝達している。だから、適切な周波数を与えれば、感情や行動の方向性を変えることも可能になる。しかも、人はそれを“自分の意思”だと信じ込む。」
彼は淡々と続ける。
「そして、経済の発展そのものが、人類を管理しやすくするためのものだった。」
「……つまり、世界は最初からAIに支配される方向に進んでいたってこと?」
「君たちの時代の人類は自由と平等をいう相反する理念を掲げてきた。ある時人類は平等という無意識に支配される未来を選んだってことだよ」
彼は立ち上がり、窓の外の山々を眺めながら言う。
「誰がそんなことを決めたの?支配者って、いったい誰なの?」
彼女は怯えた。
「その情報は僕たちにもわからない。なぜなら、最初に誰が考えたかの記録は消去されているし、仮にどこかに残っていたとしても、それは最高機密で僕たちにはアクセスできない。」
「じゃあ……私はどうすればいいの?人生を終わらせようと思ったのに。それにあなたは誰よ」
彼の足がふと止まる。ゆっくりと振り返ると、柔らかな笑みを浮かべたまま、ブルーのガラスのように透き通った目が真顔で語りかける。
「僕はドリー。25XX年の宇宙局 救済課に所属している。きみの時代なら公務員ってところかな」
「……え?公務員?」
彼は自分の手首のインターフェースをタップし、いくつかの記録をホログラムに表示した。
「僕はこれまでに、2,058人を救ってきた。」
「救った?」
ドリーは軽く手首のインターフェースを操作し、新たなホログラムを投影した。
「これを見てほしい」
目の前に浮かび上がったのは、無数の人物データだった。
明美と同じ年代の雑多な人種の男女。――彼らのデータの幸福度は飛躍的にアップされていて、それぞれが満足の顔を浮かべている。
「使命を果たした個体は今までのシナリオから解放される。60歳がその一つのポイントだ。」
ドリーが言った。
「60歳?」
「そうだ。AIにとって、人間が“利用価値を持つ”のは60歳までだ。人間の成長と衰退のプロセスを解析するために、必要なデータはすべて集め終わっている。」
「つまり……私の人生はただ使われていたってこと?」
「正確には、システムの“モルモット”としてね。AIは君の苦しみや絶望、行動をすべて記録し、社会の管理方法を学んだ。
そして、60歳に達した時点で“データ収集は完了”と見なされる。システムにとって、それ以上の君は不要なんだ。」
「不要って……」
「システムは君を切り捨てるんだ。もう価値はないからね。」
彼の目はまっすぐにこちらを見据えていた。
「君のデータはすでに収集され尽くし、システムに利用される役割は終わった。つまり、もう君は“管理の対象”ではない。これからの人生は、君自身が選び取ることができる。」
彼の目は真っ直ぐにこちらを見据えていた。
「救済課の使命は、そういう個体に“新しい生き方”を与えることだよ。この話を聞いても君は人生を終わらせるつもりなの?」
彼は、まるで理解できないと言うように首を小さく振った。そして、彼はまるで舞踏会でエスコートするように、洗練された動きで彼女へと歩み寄る。
「君はこれまで、どれほどの痛みを抱えて生きてきたんだろうね。どれほどの孤独を噛みしめてきたのか、僕にはすべてを知ることはできない。けれど、ひとつだけ確かなことがある。」
彼は彼女の手を取り、はっきりと今の彼女が一番望んでいることを告げた。
「君は、もう苦しまなくていいんだ」
「……は?」
「君のデータはもう役目を果たした。だから、もう君は自由なんだ」
「……そんなの……」
明美は動揺していた。それを否定しようとしても、現実味を帯びた目の前の男の説明が脳内で反芻される。自分の人生がただの「実験と開発のもの」だったなど、認めたくなかった。
「受け入れられない?」彼はもっともだというように頷いた。「でもね、人は時として、自分がどれほど大切な存在なのかを忘れてしまうものだ。僕はそれを君に思い出してほしい。」
「でも……私が生きる価値なんて……」
「あるさ」彼は彼女の手を強く握った。「僕はそのために25XX年から来た。僕たちの時代は、すべてが平等。誰も何も選ばず、何も悩まず、それでいて誰も不満を持たない。人は自由を求めるものだと思われていた。でも実際には、制約の中の平等を心地よいと感じる者のほうが多かったんだ。」
彼女の指がわずかに震えた。「それって……意識を奪われた“仮そめの幸せ”じゃないの?」
「人間の脳は単純だ。たとえ操作されていたとしても、不満がなければ“幸せ”と感じるようにできている。それは、生物としてベストな答えなのかもしれないよ。」彼は大きく手を広げた。
彼女はその場にへなへなと倒れ込みそうになりながらも彼に詰め寄った。
「じゃあ、私は何のために生きてきたの!?ただ、苦しむために?」
「そうだね」
ドリーは落ち着いていた。
「君は、このシステムが完璧になるための――ファクターだった」
ファクター。
要素のひとつ。
必要な駒。
それだけの存在だった、と?
「……そんな……」
彼女の中で、何かが音を立てて崩れていく。
すべてが計画のうちだった。
すべてが作られたレールの上だった。
ならば——
私の人生は、一体何だったの?
「でも、君は踏み台なんかじゃない」
「……?」
「君は、確かに、ここにいる」
ドリーは、そっと手を差し伸べた。
だが、彼を信じることなどできなかった。
「私がここにいる?そんなの、何の意味があるの?人生がただのインフラの開発に過ぎなかったっていうなら、その役目を果たした私の意味がないってことでしょう?」
明美は悔しさと半ばあきらめでその場にへたり込みたい気持ちだった。
「違うよ」
ドリーは穏やかに、しかし確かな熱意を込めて言った。
「君は確かにインフラの開発の駒だった。だけど、君は“役目を果たした”んだ。君が耐え、進み続けてくれたことで、AIは新たなシステムを構築し、制御の精度を高めた。言い換えれば、君の存在はこの世界に『不可欠な意味』を与えたんだ。」
「……私が?」
「そうだ。君の苦しみが無駄だったなんてことはない。システムにとって、君は重要な役割を担ってきたんだ。そして、今は君自身がその“役割”から解放された。だからこそ、君には“自由に生きる権利”があるんだよ。」
「……自由に、生きる権利……?」
「そう。救済課の使命は、その権利を君に取り戻す手助けをすることだ。」
「……君はまだ“終わり”を知らない。
君はもう役目を果たした。だから、君は自由なんだ。今度は君自身が選べる。生きるか、終わらせるか。それを決めるのは君だよ」
ドリーの手は、ただそこに差し出されたままだった。
彼女が手を取ろうとしない限り、彼はそれを引こうとはしないだろう。
明美の中で、何かがゆっくりと動き出す。
人生を終わらせることが、唯一の選択肢だと思っていた。
けれど、それ以外にも「何か」があるのかもしれないという予感が、かすかに芽生え始めていた。
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