婚約したくないお嬢様の偽彼氏やってるけど、ベタ惚れな気がする

第14話ライバル登場！？

「本当にごめんなさい！」

「ツーン」

「ど、どうしたら許してくれるの？」

「んー」

どうしてこうなっているかと言うと、昨日一緒に風呂に入って、一緒に寝たせいで、理性とか色々機能しなくなって、イタズラして...俺が悪いな、これ

「花城さん？」

「むー」

「アーホカノオンナノコモカワイーナー(棒)」

「えっ、そのっ、私は捨てないで下さい！」

「捨てないよ。でもどうしても話し聞いて欲しくてね...」

「うー」

あっしまった。せっかく上手く行きそうだったのに

すると、同級生の女子「愛園星香（あいぞのせいか）」が

「あー！じゃあ花城さんが関わらないなら私が優真奪っちゃおっと！」

と言った。

「ふぇ！？ダメです！七瀬くんは私のです！」

「でもでも私は彼のこと優真って呼んでるよね？花城さんは七瀬くんだよね？」

「うー！むー！」

「ゆ、優真くんっ！」

「あちゃーこれは熱々ですねぇ負けましたよぉ」

「やった！ふふふ、優真くん、優真くんえへへ」

可愛いなぁ。花城さんが俺の事下で呼んだんだし、俺も呼ぼうかな...

「凪沙...」

「うへぇ！？い、いきなりすぎです！」

「でも、凪沙だって俺の事下で呼んでるじゃん」

「そ、それはそうですけど...」

「じゃあ今まで通りにする？」

「嫌です！」

やった！凪沙って呼べるようになった！

「優真くん」「凪沙」

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【愛園視点】

おや？優真くんと花城さんなんか、機嫌悪くない？

これはチャンスだよ、私が先に優真のこと好きになったのに花城さんに奪われたんだし...いいよね？

「あー！じゃあ花城さんが関わらないなら私が優真奪っちゃおっと！」

「ふぇ！？ダメです！七瀬くんは私のです！」

「でもでも私は彼のこと優真って呼んでるよね？花城さんは七瀬くんだよね？」

「うー！むー！」

「ゆ、優真くんっ！」

「あちゃーこれは熱々ですねぇ負けましたよぉ」

うっ、まずい、彼が本当に取られちゃうよ...

「やった！ふふふ、優真くん、優真くんえへへ」

「凪沙...」

えっ！？なんで花城さんを下で呼ぶの？私は苗字なのに...

「うへぇ！？い、いきなりすぎです！」

「でも、凪沙だって俺の事下で呼んでるじゃん」

「そ、それはそうですけど...」

「じゃあ今まで通りにする？」

「嫌です！」

「優真くん」「凪沙」

あぁでも、頑張らないと！頑張って取り返すから！絶対に！