第三歩目 高ポインツのゲッツはCMの後で:十二月第三週目
とりま、ここまで三週間、六つの歩行・移動系の〈ポイ活〉アプリを回しに回してきたのだが、その過程で気付いた六つのアプリに共通する、高ポインツを得る為に不可避なタスクについて述べてみたい。
歩行にせよ距離にせよ、移動によって貯まったゲージは、自動的にポイントに変換される分けではない、これが大前提だ。
すなわち、貯まったゲージをポイントに変えなければならないのだが、とりあえず変換ボタンをタップすれば、最低限のポイントに変わる。だが、これだけでは大した数値にはならない。つまり、高ポインツを得るためには、アプリが提示する数十秒から数分の〈広告〉視聴ボタンを押さねばならぬ。こうする事によってようやく、〈ポイント・ガチャ(くじ)〉が引け、広告未視聴の場合の何倍ものポインツが得られる次第なのだ。そして、さらにもう一度、広告ボタンを押せば、さらにポインツが上積みされる、という仕組みになっている。
したがって、一ゲージにつき最大ポインツを得るためには、多くの場合、広告を二度視聴しなければならないのだ。
つまり、貯めたゲージ分の高ポインツを余すことなく得るためには、一日の大半、ひたすら広告のタップをし続けなければならないハメになる。
例えば、スマホの画面を見続けないように注意しつつ歩きながら〈ポチ〉、列車に乗りながら〈ポチ〉、仕事の隙間に〈ポチ〉、パソコンでものを書きながらエンターの後にポチといったように、日がな一日、〈ポチポチタップ〉といった具合である。
【結果:十二月十五日~二十二日】
総移動距離 一三六.四キロ(三八.九 D)
歩行距離 〇五六.四キロ(〇四.二 U)
歩数 一〇六七七四歩(二六八四歩 D)
『ア〇コ〇ン』 〇〇五五五P 〇四六.三円(〇五.一円D)
『Mウォーク』 〇一八四七P 一一五.四円(一四.〇円D)
『 P〇〇l』 〇〇七八七P 〇七六.四円(一七.九円D)
『 ト〇マ 』 一二六五五P 一〇五.五円(三三.〇円D)
『 ク〇シ〇』 一六一一六P 一四六.五円(一〇.三円D)
『 プ〇リー』 二七八八三P 二三二.四円(九一.二円D)
週合計:〇七二二.五円(一七一.五円D)
データをみると、総歩数は若干のダウン、一方、移動は約四十キロも下がっており、それに伴い、獲得ポイントも総じて減じている。
だがしかし、同じ歩数同じ移動距離であるにもかかわらず、獲得額の下がり方に大きな差異が現われている。
特に、『トリ〇』と『プラ〇ー』の下降ぶりが著しいので、この二つのアプリは、移動距離との関連度が高い、と解釈できるかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます