神話について
入江 涼子
第1話、日本神話壱
こんにちは。
今回、新しく神話について書きたいとふと思った。なので、私が知っている範囲でしていきたい。
まず、日本神話でやって行こうかな。
有名なものだと伊弉諾・
けど、伊弉諾や伊邪那美より前にも何柱もの夫妻が生み出され、国生みを試した。が、何故か上手くいかない。
原初の神々は最後に先述の夫妻を生み出す。この二柱の神は地上に降り、
次に、二柱でいろんな神々を生み出した。最後に伊邪那美は火の神である
ところが、伊邪那美は出産の際、大火傷を負ってしまう。これにより、彼女は黄泉の
これは割愛させていただきたい。
伊弉諾は後に、地下にある黄泉の国へと旅立つ。妻であった伊邪那美に会うためにだ。
「……あなたは何故、こちらに?」
「ああ、伊邪那美。そなたか」
「どうして、黄泉にまでいらしたのです。早くお帰りください」
伊邪那美は強い口調で言った。が、伊弉諾は譲らない。
「いや、どうしてもそなたが忘れられなくてな。それでここまで来た」
「伊弉諾様、そんなにわたくしに会いたかったのですね。では、少しお待ちください。けど、決してわたくしの姿をご覧にならないでくださいまし」
「……分かった」
頷くと伊弉諾は暗闇の中、妻が来るのを待ち続けた。けど、一柱だけで待つのがなかなかに苦痛になって来る。伊弉諾は痺れをとうとう切らせてしまう。髪に
そうしたら、ある部屋らしき場所にたどり着く。明かりで見たら、棺らしき物があった。
何気なく、中身を確認する。すると、そこには変わり果てた伊邪那美の姿があった。周りには雷神などが集まり、恐ろしげな異形に彼女はなってしまっていたのだ。
姿を勝手に見られた事に伊邪那美は大いに怒り狂う。
「……わたくしの真の姿をご覧になってしまいましたか、なら。生かしては置けませぬ!」
「な、い、伊邪那美?!」
伊邪那美は夫の制止も聞かずに追いかけて来た。伊弉諾は必死になり、黄泉の国を逃げ出すのだった。
比良坂まで来ると伊弉諾は
仕方なく、道の途中に巨大な岩を置いた。伊邪那美は通せんぼを食らい、さらに怒り狂った。
「……あなたという方は、こんな事をなさるなら。わたくしは一日で千人の命を屠りますよ!」
「そなたが言うなら、私は。倍の千五百人の命を生み出そうぞ!」
「分かりました、わたくしはこれで戻ります。もうあなたに会う事はないでしょう」
伊邪那美はそう告げると黄泉の国へと戻っていく。何とか、事なきを得た伊弉諾だった。
黄泉比良坂から、さらに離れた所に来た彼は川を見つける。そちらに入り、伊弉諾は
この三柱の神は後に三貴子と呼ばれたという。伊弉諾は余生を淡路島にて過ごしたとか。
ちなみに、淡路島は別名をオノコロ島と呼ばれている。日本列島で一番最初に生み出されたのがこの島だという事から、伊弉諾は余生の地に選んだのかもしれない。
いかがだったろうか。長々と書いたが。それでは失礼する。
神話について 入江 涼子 @irie05
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