心瀬舞奈は『厄災』である
kayako
プロローグ
はじめまして。
ううん、わたしはずっと見ていたけどね。あなたのこと。
えへへ。可愛いでしょー、この赤いリボン。おかあさんが作ってくれたんだ。
この黒いおかっぱも大きな目も、全部おかあさんが作ってくれたんだよ。
あと、これ。だぁいすきなカエルのぬいぐるみも。
あ、これはプレゼントだったかな。おかあさんとおとうさんからの。
とっても頑張ってここまで来てくれたあなたに、今からわたしの話をするね。
わたしと、おかあさんと、おとうさん。とても大切な家族。
そして、おかあさんをいじめた人たちのことを。
あれはまだ、2024年――つまり、去年の夏の終わりぐらいだったんだね。
時間がたつのって、とても早いなぁ。
あなたがわたしを、おかあさんを、知ろうとした時のこと。
あなたがわたしを、おかあさんを、あの人たちを、調べ始めた頃のこと。
あの人たちもまだ、とっても元気だったね。
まだ、たくさんの人をいじめていた。
今から再生するね。その時の記録を。
――今はみんな、死んじゃったけどね。
あはっ。人間って、もろいなぁ。
じゃあ、行くよ。
まずはおかあさんを最初に雇用した、あのハゲたおじさんからだね。
ここせまいなここせまいねここせまいなここせまいねここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいなここせまいな罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰罰
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