後ろに立つ人

天川裕司

後ろに立つ人

タイトル:後ろに立つ人


私は都内から少し外れた郊外のアパートに住んでる。

それまでは都内で過ごしていたのだが、

今回、仕事の事情でこちらへ引っ越してきた。


でも私は従来明るい性格で、

こっちへ来てもすぐに友達ができたんだ。


尚美「今度遊びに行くわ♪よろしくね〜」

「うん来て来て♪待ってる」


会社の同僚の尚美が、

今度私のアパートに遊びに来ることになった。


もちろん初めて来る。


だから会社近くの公園で落ち合い、

そのままアパートまで

案内してあげようと思ったんだけど、

尚美「ごめ〜ん、ちょっと用事済ませてから行くからさ、大丈夫1人で行くよ♪アパート近くまで行ったら電話するから」

との事で、

私はアパートにそのまま居て良い感じになった。


尚美「なぁに大丈夫よ♪ユリカが住んでる所からの最寄り駅って、アタシ何度も行ったことあるし♪」


尚美「多分アパートもわかると思うわ。近づいたら電話するからさ、部屋出て手でも振ってよ」


「ほんとに大丈夫?」

尚美「うん」

となりそうすることに。


(当日)


そして当日。

尚美からメールがあって、

『用事済んだし今から行くから』と来て、

『今S駅〜♪セルフコートって名前のアパートよね?』

と言って来たのでひとまず安心。


ちゃんとわかってくれてるし

アパートにも無事に近づけてるようだ。

私は早速部屋を出て、2階の通路から

尚美が歩いてくるのを待っていた。


すると数分後。

アパート前の道の少し向こうの角から、

尚美が曲がって歩いて来るのが見えた。


その時に尚美から電話がかかり、

「こっちこっち♪ここよ〜♪」

と思いっきり手を振ってあげた。


よかった♪ナイス合流♪

なんて1人心の中で思いつつ、

尚美と電話で喋る。


でもそのとき尚美は、

「うん、わかったんだけどさ、誰か来てたの?」

と聞いてきた。

「え?誰か??…ううん誰も来てないよ、なんで?」


尚美「え、だって後ろに男の人?居るよ?」


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=S4ZkFIBApGI

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後ろに立つ人 天川裕司 @tenkawayuji

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