稲穂刈り
母なる海は燃え
夕暮れに燃え
軽薄な空は日を透かし
夕日を透かし
鋭い峰は切り取られ
白く切り取られ
稲穂は揺れる
金の鎌 銀の鎌
しゃらりと鳴る
金の稲 銀の稲
娘は一人で稲を刈り
金の穂首を刈り
胸元に光る翡翠
何を思うそのほの赤い頬
山の
土を踏む裸の足
2024.10.31
【詩集】衣替えの時節 藤堂こゆ @Koyu_tomato
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はしりがき/藤堂こゆ
★25 エッセイ・ノンフィクション 連載中 63話
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