第6話
詩
急に、明日天気になあれしたくなることってない?
道幅が広くて、空気が澄んでいて、寒さがほほを刺して
夜空が綺麗で、これは、今、
明日天気になあれをしないと、後悔すると思ったの
香田あ、市田のいうことわかる
わかるぞ、そういう時あるよ
わかんの?!
なぁ、灰埼
俺に振るなよ
抒情詩 叙事詩 情景詩
口語詩 文語詩 定型詩 自由詩
誰かになり切って書いてみましょう
私の心は触らせない
切った傷も切られた傷も
自然に治癒するまで
ほったらかしておくくらいがいい
ちょうどいい
赤い唇も
巻いた髪も
伸ばしたまつげも
気崩した制服も
私の心の安全なの
いけ、香田!
変わっているとか
人と違うとか
あそこが違う、ここが違う
あれがだめ、これがだめ
うるさいな
迷って何が悪いの
それも私でしょ
丸岡、いけえええ!
未来や過去さえ弾いて
流れる音にのって
人の目も声も留まらない
葉が揺れ落ちるように
雲が形を変えるように
私たちも変わってゆく
誰にも求められない
今だけの私
ずっとそう
あんたがしらないだけ
丸岡、最高おぉおぉ!
花咲先生、原沢がうるさいからつれてって
原沢くん、みてもよろしいでしょうか?
仕事終わりの一杯
クールビズとはなんやら
冷えた両ひざにビールがキラリ
悪くないでしょ
……悪くないです
原沢、何歳だよ。
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