悪役令嬢に転生したので引きこもります〜最強精霊達と一緒に引きこもり準備をしようかな〜
橋本衣
第1話 悪役令嬢に転生したので引きこもりの準備します。
「、、、、ぁ、死んだわ、これ」
ドンッ!!
それが
「(あぁ、意識が遠のくなぁ〜、死ぬんだったら、大好きなゲームのキャラに、、生ま、れ)」
ドテッ
「うぅ〜、イテテ ?あれ、私死んだはずじゃ、、、、あれ?私?あたしじゃなくて???あれあれ??」
「チラッ ぇ?ユリティア・グーゼル???私、、、、乙女ゲームの世界に生まれ変わってる〜!!?!?」
それが記憶を思い出した最初の言葉だった。鏡に映っていたのは、腰まで伸びだ長い髪色は金髪に赤色のメッシュで瞳の色は碧眼、そして特徴的なタレ目に右目にホクロそして、子供の姿でも分かる綺麗で可愛い顔。そして特徴的か雪豹の耳と尻尾を持つ子供なんて1人しか居ない。何回いや何千回この顔を見たのか忘れるわけない。
「は?どー言う事?ぇ?はっ?」
ドタバタ バタバタ
ガチャ‼︎
「お嬢様〜!!!!!!どうしましたかぁ〜!!???」
この声の姿は若い姿だけどユリティアのメイドのミーファだ!まだ10代前半くらい?かな。
「!!? ミーファ、大丈夫、ちょっと驚いただけだから」
「本当ですか!?嘘じゃないですよね!!?」
「本当だよ、仕事に戻って、ねっ?」
「はい、分かりました。何かあったらすぐにわたしに」
「うん、分かった」
バタンッ
「ふぅ、、、、とりあえず、状況整理をするか」
私はそう言いながら、机の中に入ってる紙と万年筆を取り出して、色々書く。
「前の私は武藤楓、17歳。2番目の姉の結婚式に出席した次の日に事故で亡くなった。
そして、今の私は乙女ゲーム【魔法と恋愛のMiracle・LOVE】の悪役令嬢でグーゼル公爵家の末娘の、ユリティア・グーゼルに転生した。
今のユリティアは見た目的に言えば、、、、5歳ぐらいだから、ゲーム開始の年齢が15歳、、、、いや待てよ、、、、公式ファンブックに出てたのはユリティアは実は2歳若くて本当は13歳だったんだよなぁ、、、、」
そう呟きながら書き記す。私が生まれ変わった世界は私が前世で1番大好きだったゲーム【魔法と恋愛のMiracle・LOVE】の世界だ。平民出身の男爵令嬢のルルファ・キリシャンが魔法学校に入学して、7人の家族の子息の生徒達や教師と学園生活の中で恋愛劇を繰り広げる話。ルルファは
そして、私いやユリティア・グーゼルは、周りにチヤホヤされ、婚約者でもある第4王子のアルージャ・マフィアートや兄達のルートにライバル兼悪役令嬢キャラとして登場し、優しくされているルルファに嫉妬しイジメや権力を使った嫌がらせをする。ハッピーエンドで国外追放か奴隷落ち、バッドエンドで死亡と言う話である。
私が前世でどんだけバッドエンドに行かせないか、頑張ったし、ユリティア自身が悪役令嬢キャラにならない方法はないかとか、考えたりもしたんだよな〜。
「、、、、待てよ、確かユリティアがアルージャ王子と婚約するのはユリティアの本当の年齢の5歳、、、、って事は今年!冬だからあと半年!、、、、ヤバい、公爵家それも王族と血縁のある私の婚約は免れない!!なら、どうやって、最悪ルートを回避しなきゃじゃん!!?!?」
「、、、、、、、、よし、引き篭もろう、必要以上の外出以外は引き篭もろう」
この日、私、ユリティア・グーゼルは転生してその日に決めた、そう引き篭もろうと、引き篭もれば必要以上の攻略対象者達と関わる事も王子と関わる事もない!
そう決めた。
これがのちに最悪ルートが溺愛ルートに変わる事をまだ武藤楓いや、ユリティア・グーゼルは知らない。
「パパ、ママ、リジューラ兄様、アラン兄様、ミラン兄様、あはようございます」
暫くしてドレスにワンピースに着替えて、大広間に向かうと銀髪に碧眼でエルフ耳の男こと父親のユガーリト・グーゼルとその妻で金髪に緑眼の母親のマーティ・グーゼル。そして銀髪を1つ結びにした12歳の美少年かと長兄のリジューラ兄様、そしてそっくりな顔立ちで髪色も同じで目の色が右目が緑眼、左目が碧眼で左側に三つ編みの編み込みをしてるのがアラン兄様、右目が碧眼、左目が緑眼で右側に三つ編みの編み込みをしてるのがミラン兄様。2人共リジューラ兄様と同じ様に髪を1つ結びにしている。年齢は8歳だ。
「「「「「あはよう」」」」」
「リティ良く寝れたか?」
「うん!良く寝れた」
「そう、良かったわ、」
「リティ、今日は何をするんだい?」
「えぇとね、魔法の練習!」
「魔法の練習か、ならご飯沢山食べないとな」
「なら俺らも食べなきゃ!今日は剣術の練習あるから!」
「アラン兄様もミラン兄様も頑張って!」
そう言いながら席に着いて、みんなでご飯を食べる。因みに公式ファンブックによると、パパはこの時46歳、ママは40歳なんだよね。パパはエルフ、ママは猫の獣人。ここには居ないが学校に通ってる2番目の姉・フィリティ姉様16歳と既に隣国に嫁入りした1番上の姉・ミリャティ姉様23歳が居る。イラストだけは見たけど超美人。
そして、兄様達も攻略対象達だ。実兄だから関わらないとはいけないので、超仲良くなります!
「リジュ兄様、兄様は将来の夢ってなぁに?」
「将来の夢?、ん〜、やっぱり父さんと同じ宰相かな、王の補佐をしたいから。父さんにお願いして王子達と関わって仕事も勉強してるし」
「そうなんだ。兄様ならなれるよ!」
やっぱり、夢はこの時から決まってる。それに既に王子達と会っている。兄様が私の事を話した事で、第4王子との婚約する事になった。なら、第4王子からの印象は会った時から好意的に受け入れられていた。て事は、会った時に嫌な印象を与えれば?、、、、イヤイヤ、それは無理か。
なら、好印象のまま大人になった方が良いって事か。
でも、公式ファンブックではユリティアは0歳から1歳までの1年間、王宮で生活していた。それは、母が現国王の実の妹だから、そう、なので第4王子達は従兄弟に当たる。
そう考えながら朝食を食べて、部屋に戻る。そして、計画を立てる。
「、、、、ユリティアは王族の血縁者と言う事もあって魔力が多く、魔法のセンスは抜群であり才能がある。光魔法以外の炎、水(氷)、風、土(石、砂)、木、雷、闇、無が使える。固有スキルはユリティア興味がない〜とか言ってだけど、ファンブックに。それで光魔法は、ぁそう言えば、、、、」
「あった。ファンブックに光魔法の習得が出来る本、グーゼル家の図書室にあるって書いてあったけど、マジであった」
【無の
フワッ
「ポトッ えぇっと、パラパラッ あった、ここだ」
「初級魔法、まずは光の精霊との契約、、、、光の精霊・ウィル。精霊の森か召喚か」
そうこのゲームで炎や水などの魔法を使うには精霊との契約をしなければいけない。結界魔法や契約魔法、召喚魔法みたいなのは精霊がおらず魔力とセンスがあれば使える。なら、何でユリティアは無属性魔法が使えるかって?
それは、血縁者・父親か母親が魔法を司る精霊と契約をすれば子供は契約しなくても精霊の加護が与えられ魔法が使えるからだ。ママが風、土、闇、パパが炎、雷、木、無の精霊と契約している。
と言っても、加護の力は少ないからめっちゃ力強く使えるわけではないので、自分自身で契約すれば力が倍増する。聖女の職業を持った人だけが聖魔法が使えるんだよね。だから、ルルファも使える。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます