転生巫女の霊媒日記-身代わりで帝に嫁ぎました、お守りするのでお許しを-
つきがし ちの
第1話 身代わり即バレしましたけど!?
神主様……巫女頭さま……ひどいじゃありませんか。
話が違います。
「で……?」
向こうは自分の顔なんか覚えてないから、当分バレないとおっしゃったじゃありませんか。
「誰だお前。」
即バレなんですけど!?
どうしよう……『帝の花嫁を語った偽物』として罪を問われて罰せられたら、切腹待ったなし!!
本当は、帝の後ろの黒いモヤが気になって仕方がありません。
人が怒りを表したとしても、人体から自然に発生して黒いモヤが発生することなんてあり得ません。
早いとことなんとかしたいのですが、私が死んではそれもできない……!
まずは、この場を切り抜けて、自分が助からないと!!
「も……申し訳ございません!!!」
私は畳に頭を擦り付けて、必死に土下座をし、帝に許しを得るのだった。
あぁ、私はなぜこんなことをしているのでしょう。
私はただ……巻き添えで一緒に転生させてしまったお兄ちゃんに美味しいご飯食べて欲しかっただけなのに……!!
全ての始まりは……、一週間前、私が入内する1日前に遡ります。
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