前世から虐げられていた僕が人類崩壊レイドボス級亜人達を引き連れたら、人類崩壊一歩手前で草。

Diction

第1話転生………そして追放、さらに出会い。

前世サラリーマン。37歳で死亡でした。

ありもしない冤罪もなすりつけられる。

だから、生きていけなかった。

で、トラックにひかれたらしい。知らんけど。

考えてみると、僕にだけ不運が襲いかかっているから、ガバっているのかも??

それに関しては幾ら考えても意味ないし、いいや。



さぁ、今世は…………スキル『テイマー』ですね。

できれば授かりたくない不遇職なんだよなー。

なんてったって、自分よりステータスが低くないとテイムできないし。


だから、まぁ、敏捷に全ふりしたんですよね。


実はこれ、ゲームしてるみたいに、ステータス割り振りができるんで、敏捷に全フリしました。




『お前は!!もういらん!!追放だ!!』


こう言われたのが今さっきです。かなり胸にくるね。痛い。


そうして、スラム街を彷徨ってます。お金??そんなん大量にあるわ。

でも、女神からもらったものだから、狙われないっていうね。最高だわ。




「ん??」


「………」


これが、僕の出会いだ。最初の出会い。


「ねぇ、君、死にかけてない??」

「…………」

横振り。

「喋らんのか………ん〜、ついてきて。」

「…………」

横振り。

「んー、まぁ、いっかな。『テイム』」


「………!?!?」

初めての試みですね。獣人族に対してのテイムだなんて。ってか、そもそも人類に対してが初めてか。

「…………♡」

あ、なんか………背徳感ヤバ。この顔、エロすぎる。なんだよ??蕩けすぎですね。えっちぃ。さぁ、気を取り直して。


「ついてきて。」

「………」

あ、頭、縦に振った。

たぶん成立かな??


「…………」

「…………」

なにこの無言な時間。すんごい気まずいんだけど。


「ねぇ、名前は??」

「…………カティア」

「そう、カティア。よろしく。」

「あなたの、ご主人様マスターの名前は??」

「…………シン。」

「そう、シン。よろしくお願いします。マスター。」

「マスターやめて。シンでいいよ。あ、ですますもいらないから。」

「わかった。シン。よろしく。」

「ああ。改めてよろしく。」




この出会いが世界をすべて変えてしまうことになる。

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