第2話 異世界転生
目の前に見たこともないような美しい女性がいた
周りを見渡すと白い空間で今どこにいるのかもわからない
「あのー、ここはどこでしょうか」
とりあえず目の前の女性に聞いてみることにした
「ここはあなたを呼ぶために用意した異空間で私は女神ラフィールです」
すぐに理解できなくて混乱していると女神と名乗る女性はそのまま話始めた
「あなたは日本で死亡して、私の世界で聖女を保護する為に呼びました」
「えっ!私死んだんですか?どうしてですか?死んだ記憶がないんですが」
「死んだ記憶があると精神によくないので記憶を消してあります」
それなら記憶をがないわけだ今日は仕事が終わって帰る途中までは思い出せるがそこから思い出せないので、帰る途中で事故にでもあったのかもしれない
聖女を保護するみたいな話をしていたけど詳しく聞いてみることにした
「私の世界の聖女がとある国の王太子と婚約をしていたんですが、偽聖女と婚約を破棄され、魔の森の捨てられたんです。その聖女を保護して欲しいのです」
聖女や婚約破棄の話に驚きだが、そのあとの魔の森という物騒な名称が気になった
「魔の森って物騒な名前ですけど、危なくないですか?」
「魔物が出てくる大変危険なところです」
「私は普通のサラリーマンなので魔物から聖女を守ったり、保護したりするのは難しいと思うんですけど」
「なので、いくつかギフトをあなたに授けます」
なんか聖女だとか、魔物だとか、ギフトだとかアニメや漫画見たいな話だ。仮に凄い力や魔法なんかをもらっても戦ったりできそうもないので少し交渉してみることにした
「私はそちらの世界に行ったら魔の森で聖女様を助けないといけないんでしょうか?」
「こちらに来てすぐに魔の森で魔物と戦うのは無理だと思うので、あなたと、聖女はあなたの希望する場所に転移させます」
いきなり魔物との戦闘はないみたいだ、交渉の余地がありそうだ
「いくつかギフトをもらえるという話でしたが、こちらの世界でもスマホを使えるようにできますか?」
「んー、スマホですか?そうですね、すべての機能はダメですが、情報を見るだけはできるようにします。生前使っていたスマホを魔力で充電できるようにしておきますね」
これで、いろいろ検索して調べることができるし、魔力で充電できるのなら充電の心配もないな
「次に日本の物をネットで購入できるようにできますか?」
「そうですね、私の世界はあなたの世界で言うところの中世あたりの文明レベルですから日本にいた人だと不便だと思うので、スマホでネットショップを利用できるようにしておきます。購入したものはインベントリに入るのでそこから出し入れしてください。インベントリも追加しておきます」
「ありがとうごさいます、ネットショップの購入資金はどうしたらいいでしょうか?」
「こちらの通貨を入金できるし、物を買い取りしたりもできます、生活費として聖女と二人分で10億円入金しておきます」
至れりつくせりだ、生活費まで用意してもらえるとはあとは最後の転移先さえクリアできれば
「転移先なんですが、温暖な気候で魔物のいない無人島なんかないですかね?」
「んーそうですねー、魔物がいなく温暖なところだと、あった一ついい島がありますね」
「それではそこにお願いします」
ここならなんとかなりそうだと思い返事をすると
「それでは転生します、聖女と同じ15歳の肉体に若返らせて転生させるので、聖女と一緒に長生きしてくだいね」
女神の最後の言葉を聞くとだんだんと意識が薄れていった
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