追放された聖女と異世界の無人島でスローライフ
@kurine45
第1話 婚約破棄 追放された聖女
「ラナ・アズライトどこにいる前に出てこい」
あまり招待されないパーティーに呼ばれ、隅の方で食事をしていると、急に王太子ランドルの声がかかる
「お呼びでございますか、ランドル様」
慌てて、王太子の前まで行き答えると
「ラナ・アズライトお前との婚約を破棄する」
一瞬頭が真っ白になり理由を聞く
「ランドル様何故婚約を破棄されるのでしょうか?」
「聖女と偽り王太子の婚約していたのは大罪である、よって婚約は破棄してお前は魔の森に追放する」
「ランドル様、聖女の認定をしたのは、教会で私は毎日教会で怪我や病気の治療を行っています」
「どうせ教会を騙して聖女に認定してもらったんだろう、もういい衛兵つれていけ」
ラナは両脇を衛兵につかまれ、退出した
退出する前に家族を見るも、父はこちらに見向きもしなかった。父は私が聖女に認定され、王太子の婚約者になると王家に媚びへつらうような人なので、私を切り捨てたのだろう。姉は私が王太子の婚約者だったのが気に食わない用で私への当たりがいつもきついので、嫌な笑みを浮かべてこっちを見ている
誰の助けもないのを気づき絶望しながらパーティー会場を後にした
馬車に乗せられ三日移動した。食事は一日二食、硬い黒パンと水だけ。黒パンを水でふやかしてなんとか食べた
「出ろ」と兵士に馬車から出されると、すぐに馬車はいなくなり、魔の森で一人になった。魔の森には魔物がいる為、このままでは魔物に殺されると諦めつつ神に祈りを捧げた
「神様これからどうしたらいいのでしょうか?」
どうにもならないと思っての独り言のような祈りだったが、それに答えが返ってきた
「聖女ラナよ、あなたはなにも悪くありません。あなたを助ける者を呼んであるのであとはその者と健やかに過ごしなさい」
幻聴なのか神の声かわからない声が聞こえた後、ラナは意識を失った
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