才覚者の憂鬱

NiceWell

第1話

空にかかる

あの世界に

心を這わせる


それは夢と呼べたり

または神ありかとも言えよう


止まらずの再英

色彩をつくう

混沌の美酒


なぜ豪華絢爛に

言葉を絶やさない

これは天に恵まれた才覚であるなら


想像さえ一種の供物である


ではお立ち合い


そなたは空の向こうに何を見た

わかっているね


すでに君も生きる世界が

見えていないだけだ


正解だ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

才覚者の憂鬱 NiceWell @NiceWell

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る