第2話 燃え上がる炎の導き

レイスとの情熱的な口付けによって、異世界での冒険の幕は上がった。悠真は、エルフの王国へと導かれ、この世界での生活を始めることになる。


「ここが、エルフたちの王国か...美しい場所だね」


悠真は、目の前に広がる緑豊かな都市に感嘆の声を上げた。木々が生い茂り、精巧な建築が自然と調和している。


「ようこそ、悠真。ここが君の力を高める舞台となる」


レイスは優雅に微笑み、悠真を王国の中へと案内する。


情愛の炎が、目覚める。


レイスの私室で、二人は向かい合っていた。レイスは悠真に、この世界で生きるための知識と、魔法の使い方を教えるという。


「君の力は『情愛の炎』だ。愛や欲望の感情が、炎の力となる。その鍵は、君の心にある」


レイスの言葉に、悠真は自分の胸に手を当てた。確かに、熱い鼓動が響いている。


「では、試してみよう。君の心を、私に向ければいい」


レイスは悠真の前に立ち、その瞳を覗き込む。深い緑の眼差しに��悠真は吸い込まれるように見つめ返す。


「レイス...君が、僕の想いを受け止めてくれる?」


「ああ、悠真。その想い、私に燃え上がらせて」


レイスの誘いに、悠真は頷いた。そして、ゆっくりと、レイスに近づいていく。


「ん...っ」


唇が触れ合う。柔らかく、そして熱を帯びた口付け。悠真は、レイスへの想いを込めて、その唇を味わう。


「はぁ...っ、悠真...もっと...」


レイスは、その口付けに応えながら、優しく服を脱がせていく。露わになる肌、触れ合う体温。


「あっ...!レイス...!」


悠真の身体は、レイスへの想いで高揚し、情愛の炎が内側から燃え上がるのを感じた。


「そう...その炎を、もっと私に...」


レイスの言葉に、悠真はさらに強く抱きしめ、口付けを深めていく。二人の想いが重なり合う度に、炎は激しく燃え盛った。


導かれし魔法


情愛の炎を操る術を身に着けた悠真は、レイスと共に魔法の訓練に励んだ。


「炎よ、我が想いに応え、敵を焼き尽くせ!」


悠真の叫びと共に、激しい炎の魔法が放たれる。その威力は、レイスから教わった基本の魔法とは比べ物にならない。


「すごい...!悠真、君の炎は、愛する者への想いの強さに比例するのだろう?」


レイスは、悠真の炎を称賛した。


「ああ、レイス。君への想いが、僕の力になるなんて...不思議だよ」


訓練の合間、二人は木陰で休んでいた。


「ふふっ、不思議なのは君の方だよ、悠真。私をここまで夢中にさせるなんてね」


レイスはいたずらっぽく微笑み、悠真の頬に手を伸ばす。


「レイス...!」


その指先が触れるだけで、悠真の身体は甘い痺れに襲われる。情愛の炎は、レイスとの触れ合いによって、さらに強さを増していくのだった。

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