バトンを繋ぐ、ということ
これは代々シェルティーを飼っている方に聞いたお話です。
私が会ったシェルティーは三代目にあたる女の子で、名前はチェリーちゃん。
年齢は18才と高齢でしたが、目があまり見えなくなっているものの、足腰は健康そのもので元気にしていました。
「18才とは凄いですね。まだまだ元気そうですし、大事に育ててきたのですね。」
私が飼い主さんに声を掛けると、あることを教えてくれました。
「3匹目の法則があるんだそうですよ。」
その法則は、3匹目のペットは長生きをするというもので、一代目のシェルティーからお世話になっている獣医さんに教えてもらったものだそうです。
チェリーちゃんを初めて病院に連れて行った際にこんなことを言われたのだとか。
「この子で3匹目だね。きっと長生きしますよ。飼い主さんの飼い方が上手になっているからね。」
飼い主さんはその言葉に非常に納得しました。
確かにそう思える、今までの経験があったからです。
実は、一代目のシェルティーは1才を迎える前に亡くなってしまったそうなのですが、その死から「シェルティーは寂しさに弱い」ということを学んだそうです。
そして二代目のシェルティーは12才で亡くなったそうですが、その死から「温度管理の重要性」を学んだそうです。
こうして三代目のチェリーちゃんは18才で、まだまだ現役です。
一番長生きしていることが分かります。
3匹目の法則…なんだか命が繋がっているようで素敵だなと思いました。
そして、それぞれで学んで得たことを素直に今の子に活かせている飼い主さんもまた、立派で素晴らしいと私は思ったのです。
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