第4話 妊娠中のイライラ

妊娠8週目。

つわり真っ只中の頃。

典型的な食い悪阻の私は、食べられない!!…なんてことは勿論なく、めっちゃ元気に毎日山のようにご飯を食べていた。

逆に、少しでもお腹が空くと座ってすらいられなくなるので、常にカロリーメイトのようなモノと水を持ち歩く。

(旦那に食い悪阻太郎と命名されて何となく嫌な気持ち)

まだまだベビは何グラムの状態なのに、すでに体重は順調に増えているなんて…

どこまでいくのかが怖い。


食ってれば楽なのか?というと、そうでもなく。

やっぱ急に気分が悪くなる。とか、頭が重いというのは常に付き纏っていて、普段偏頭痛の経験すらほぼない私は苛々しっぱなしだった。

夜、二人でテレビを見ていた時のこと。

「リョウたん」

と、旦那が寝転がってる私の肩に手を回してきた。

何となくぴりぴりしていた私から咄嗟に出た言葉。

「触らんといて」

あ、何となくしまった…と思った。

気まずい雰囲気になるかと思いきや…

「触りまくるで」

えーΣ(・ω・;|||

(とんと予想外の返答にビックリ)

唖然としている私に不敵な笑みを浮かべた旦那は

続けてもう一言。

「リョウたんの身体の隅々まで嫌っちゅーほど触りたおすで」

…この人、キモいですぅ(((゜д゜;)))

少し怯えたけれど…

ピリピリしていた私は、もうそこにはいなくて、宣言通り私を触りたおしてくる旦那の手を笑いながら叩く私が←ちょっと本気で逃げてるけど


こうして苛々も乗り越えていけたんだよね

ダーリン(•ө•)♡

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