◆【MAIN SCENARIO:ファゲルズァート島スタンプラリー】◆
◆【MAIN SCENARIO:ファゲルズァート島スタンプラリー】◆
【概要】
ファゲルズァート島の最初の街である港町リュレーエの町役場の観光課に務めるザグーマ氏の肝煎の企画であるファゲルズァート島の七つの名所を巡り、スタンプを集めていくスタンプラリーに参加することになった探索者達。
七つの名所を全て巡り、スタンプを集めると島に眠る財宝を手にすることができるというが……。
スタンプラリーの場所が点在しており、スタンプラリーを進めると島をほぼ一周することになります。
島の大凡の地理を知れるため、『ファゲルズァート島奇譚集』のシナリオを周回するのであれば最初にこのシナリオに挑むことを推奨します。
【主な登場人物(ネタバレあり)】
・ザグーマ=ナイツローク
ファゲルズァート島港町リュレーエ町役場の観光課長。
島へやってくる観光客を楽しませるために七つの名所を巡るスタンプラリーを発案した。
その目的は子供の頃に自分が解けなかったファゲルズァート島の財宝の謎、つまりはファゲルズァート王国の秘宝をスタンプラリーの参加者に発見させることである。
ファゲルズァート王家の分家筋の家系。
・ミシェール=デヴァドン
ファゲルズァート島港町リュレーエ町役場に務める女性職員。
人間ではなく旧支配者のイゴーロナクの細胞を元に生み出された人工の神話生物イゴーロナク・スードゥ(イゴーロナク擬き)だが、自分が人間ではないことを隠していない。
ファゲルズァート島七景を発案し、更に七つの名所を巡るスタンプラリーを提案したザグーマの手腕に高く評価しつつも、たった二日で名所の選定から練りに練られた謎解きの用意まで完璧に熟したザグーマを訝しんでいる。
探索者達に「エネミー図鑑」なるものを渡し、図鑑を完成して欲しいというサブクエストを依頼する。
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【NPC】ミシェール=デヴァドン(イゴーロナク・スードゥ)
STR:97
CON:491
SIZ:97
DEX:101
INT:127
POW:127
APP:100
ダメージボーナス:+2D5
正気度喪失:3/2D3+5
装甲:無し。
1ラウンドにつき3回行動
戦闘技能
<近接戦闘(格闘):59%>ダメージ2D19+DB。
<噛み付き:89%>2D3の自然回復しないダメージ+自然回復しない5ポイントのINTとPOWの喪失。
<回避:37%>
※その他、<経理>や<考古学>など港町リュレーエの町役場で働く際に必要と思われる技能は一律80%です。
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【シナリオの導入】
ファゲルズァート島でのシナリオは全て開始するための条件、フラグが設定されています。そのフラグを立てることでシナリオを開始することができます。
【MAIN SCENARIO:ファゲルズァート島スタンプラリー】の場合は港町リュレーエの町役場観光課でザグーマに話し掛けることがフラグになっています。
【シナリオの流れ】
①港町リュレーエの町役場を訪問する。
港町リュレーエの町役場初回入庁時のイベントが発生します。【港町リュレーエの町役場初回入庁時のイベント】というそのまんまの名前がつけられたこのイベントを見ることでシナリオを開始することができます。
以下はイベントの内容です。◆【エリア紹介:港町リュレーエ】◆の頁にも同様のイベントについて載せていますので、そちらも併せてご覧ください。
【港町リュレーエの町役場初回入庁時のイベント】
「おおっ、見かけない顔だね! もしかしなくても観光客かい? ザグーマ=ナイツローク、ファゲルズァート島港町リュレーエ町役場の観光課長をしているよ! ところで、この島でやりたいことが決まっていないなら島の七つの名所を巡ってみてはどうかな? 今、名所巡りのスタンプラリーをしていて謎解きをしてスタンプを集めていくと、素敵な賞品が手に入るんだ! 興味があれば観光課の受付に一声掛けてね。スタンプラリーのカードを渡すから!」
そう言い残し、ザグーマは観光課のブースの奥へと消えていきました。
以上のイベントを確認した後、観光課の受付に声を掛けると職員からスタンプラリーのカードをもらうことができます。
また、職員からは謎が書かれた七枚のカードをもらうことができます。
謎解きに順番は設定されていないため、どの順番で解いても問題ありません。
手渡しの描写は口頭のナレーションだけでも問題ないと思いますが、一応ロールプレイの例を一つ載せておきます。
職員「ようこそファゲルズァート島へ。スタンプラリーに挑戦するということでよろしいですね? では、スタンプラリーのカードと謎をお渡しします。謎を解いて、スタンプを集めてみてください」
以下、七つの謎を載せておきます。
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「古きは篝を焚きき。天を衝く塔は行き交ふ船の標となる。その塔の天に近きかたに印隠されたり」
「その温かき水はこうじ癒し、含まるる成分は卵黒く染め上ぐ。大地より噴きいだすその水作り上げし水溜りのいでくるかたに印は隠されたり」
「風をもちて砂積み重なる。月日重ねそは丘陵となりき。その丘の鳴くかたに印は隠されたり」
「国破れ山河あり、城塞敗れ跡のみ残る。五芒の心に印は隠されたり」
「その丘はただの土塊ならず、豪族を祀る王墓なり。王の御霊に礼を尽くししのち、その宝物を拝観せよ」
「最北の地に海の神に祈りを捧げよ。神を祀る祠に印は隠されたり」
「海と山の恵重なりしかた。打ち捨てられし、船に印と碑石隠されたり」
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なお、この謎について<アイデア>を振ってもヒント情報は出ません。聞き込みなどで情報を集めるといいかもしれませんね。
【ブースの外にいる女性職員に話を聞いて情報収集をする場合のイベント】
情報収集をする場合はブースの外にいる女性職員がおすすめだと伝えるなどして誘導してください。
話し掛けた場合はファゲルズァート島港町リュレーエ町役場に務める女性職員のミシェール=デヴァドンとのイベントが発生します。このイベントは【SUB QUEST:エネミー図鑑作成依頼】の開始フラグになっているイベントでもあります。
以下、彼女との出会いイベントの描写と出会のイベント後に得られる七つの謎に関する情報を記しておきます。
◆初めて話し掛けた時
「あら、観光客の方かしら? この島のこと、楽しんでくれていると嬉しいわ。私はミシェール=デヴァドン、観光課の職員よ。あら? もしかして、スタンプラリーに参加されるのかしら? あれってザグーマ課長が一人で考えたのよ。ファゲルズァート島七景を発案して、更に七つの名所を巡るスタンプラリーを提案したのだから確かにとても有能な方だとは思うのだけど、たった二日で名所の選定から練りに練られた謎解きの用意まで完璧に熟したってのは少し信じられないわよね。普段の仕事は正直パッとしないからびっくりしたわ。……って、これはオフレコで頼むわ。あっ、そうだったわ! 肝心なことを忘れていた。もし、この島を巡るのなら、『エネミー図鑑』というものを完成させてもらいたいの。私が趣味で作っているものなんだけど、このファゲルズァート島の生息している生き物とか、面白い人とかそういうのを記録したくてね。ちなみに、向ければ名前やステータス、倒すと色々な情報が記録される優れものだよ。あっ、引き受けてくれるのね! ありがとう! じゃあ、使い方のチュートリアル、始めていきましょうか?」
探索者達はミシェールから青色のスマートフォンのようなもの『エネミー図鑑』を受け取ります。
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・エネミー図鑑
カメラを向けると情報が記録され、敵を倒すとエネミーの詳細な情報が記録される。ファゲルズァート島の全てのエネミーの情報を集めたらミシェールさんに報告だ!
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「それじゃあ、まずは私にそのカメラを向けてみてくれないかしら?」
『エネミー図鑑』のカメラを向けると「イゴーロナク・スードゥ」と表示されます。
詳細は◆『エネミー図鑑』の情報◆をご覧ください。
「あっ、言い忘れていたけど私ってイゴーロナク・スードゥっていう……えっと、よく言われる表現だと神話生物ってものの一種なのよ。旧支配者のイゴーロナクの細胞を元に生み出された人工の神話生物って感じね。まあ、私は普通の人間のつもりだし、公言して困ることでもないから皆様も普通の人間だと思って接してくれると嬉しいわ」
とはいうものの、神話生物という非常識な存在が目の前にいることを知って正気を保つ方が大変です。
<SAN値チェック:3/1D10+1>です。
◆七つの謎について
「私も職員だからあんまりヒントはあげちゃダメなんだけど、島に来たばかりだとどこに行けばいいか分からないわよね。……だから、謎に関係しそうな場所を教えるわ。どの謎の情報が聞きたいか教えてね」
◆ 「古きは篝を焚きき……」の謎について
「灯台を示してそうな謎ね。この島で有名な灯台といえば、コンターチ市にあるコンターチ灯台かしら?」
◆ 「その温かき水はこうじ癒し……」の謎について
「温かい水ということは温泉ね。温泉といえば、温泉街アクアリーティアかしら? あの辺りは著名な温泉街だけど、源泉はどこにあったかしら? どこかの洞窟だって聞いたことがあるけど、行ったことはないのよね」
◆「風をもちて砂積み重なる……」の謎について
「砂が積み上がるということは砂丘かしら? 砂関係で丘と聞くとそこしか思いつかないわね。砂丘はアルミーナ工業特区の近くにあるわ」
◆「国破れ山河あり……」の謎について
「五芒の城砦ね。古の時代に要塞として使われて鉄壁の要塞として名声を轟かせていたゴーヴラス砦跡が丁度五芒星の形をしているわ。場所は……大都市リンプレントの近くにあるわね」
◆「その丘はただの土塊ならず……」の謎について
「豪族を祀る王墓というと、ゼルン丘陵ね。その名の通り、ゼルン市の近くにあるわ」
◆「最北の地に海の神に祈りを捧げよ……」の謎について
「最北の海の神といったら間違いなくレイヴィア岬ね。岬の先にはしっかりと祠もあったわ。昔からこの辺りには海の神レイヴィアサンの伝承があって、海の神を鎮めるために岬に祠が作られたのよ」
◆「海と山の恵重なりしかた……」の謎について
「海と山の恵みが重なる……よく分からないわね。……当たっているかどうかは分からないけど、グローヴ=ヴァイカウント市辺りが怪しいんじゃないかしら? アルダヴ湖という湖があるのだけど、ヴェスピオス山から流れ出した地下水と海水が混ざった汽水湖なのよね。打ち捨てられた船……ということはアレかしら?」
②七つの謎が示す場所に実際に行ってみる。
今回はコンターチ灯台、源泉の洞窟、星砂の砂丘、ゴーヴラス砦跡、ゼルン丘陵、レイヴィア岬、アルダヴ湖の順に巡る形で情報を示します。なお、この順番である回る必要はありません。
【コンターチ灯台】
「古きは篝を焚きき。天を衝く塔は行き交ふ船の標となる。その塔の天に近きかたに印隠されたり」を解読すると、灯台の展望台にスタンプがあることが分かります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
目的のものが既に分かっている場合は<目星>を振る必要はありませんが、具体的に探すものと場所が分かっていない場合に虱潰しに探すという場合は<目星>にハード成功することで情報を得ることができます。
スタンプが置かれており「18」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、コンターチ灯台周辺の情報については◆【エリア紹介:コンターチ市】◆をご覧ください。
【源泉の洞窟】
「その温かき水はこうじ癒し、含まるる成分は卵黒く染め上ぐ。大地より噴きいだすその水作り上げし水溜りのいでくるかたに印は隠されたり」を解読すると、源泉の洞窟の最奥部にスタンプがあることが分かります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
目的のものが既に分かっている場合は<目星>を振る必要はありませんが、具体的に探すものと場所が分かっていない場合に虱潰しに探すという場合は<目星>にハード成功することで情報を得ることができます。
スタンプが置かれており「5」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、源泉の洞窟の情報については◆【エリア紹介:温泉街アクアリーティア】◆をご覧ください。
【星砂の砂丘】
「風をもちて砂積み重なる。月日重ねそは丘陵となりき。その丘の鳴くかたに印は隠されたり」を解読すると砂丘の鳴き砂を示していることが分かります。
該当するエリアは砂丘エリア③です。
このエリアに入ったタイミングで<アイデア>と<聞き耳>をしてください。既に謎が解けている場合は<アイデア>は免除されます。
単純に<聞き耳>に成功した場合は何も分かりませんが、<アイデア>に成功している場合か謎が解けている場合は「踏んだら音がする」ことが分かります。<聞き耳>がクリティカルした場合も開示して構いません。
「踏んだら音がする」ことから謎が鳴き砂を示していることに気づく、或いはこの場所を更に調べたいという宣言があれば<目星>を振ってもらってください。成功した場合は砂丘の一角に台のようなものが置かれていることが分かります。
台にはスタンプが置かれており「7」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、源泉の洞窟の情報については◆【エリア紹介:アルミーナ工業特区】◆をご覧ください。
【ゴーヴラス砦跡】
「国破れ山河あり、城塞敗れ跡のみ残る。五芒の心に印は隠されたり」を解読すると五芒星型の砦の中心を示していることが分かります。
該当するエリアはゴーヴラス砦跡中央エリアです。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
目的のものが既に分かっている場合は<目星>を振る必要はありませんが、具体的に探すものと場所が分かっていない場合に虱潰しに探すという場合は<目星>にハード成功することで情報を得ることができます。
スタンプが置かれており「1」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、ゴーヴラス砦跡の情報については◆【エリア紹介:大都市リンプレント】◆をご覧ください。
【ゼルン丘陵】
「その丘はただの土塊ならず、豪族を祀る王墓なり。王の御霊に礼を尽くししのち、その宝物を拝観せよ」を解読するとゼルン丘陵の宝物殿を示していることが分かります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
ゼルン丘陵の宝物殿は小さな博物館のような場所になっており、見学者は順路に沿って副葬品や説明文を読んでいくことになります。
見学料は無料。順路に沿って最後まで行くと、土産物スペースの一角に台が置かれています。技能を振る必要はありません。
スタンプには「12」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、ゼルン丘陵の情報については◆【エリア紹介:ゼルン市】◆をご覧ください。
【レイヴィア岬】
「最北の地に海の神に祈りを捧げよ。神を祀る祠に印は隠されたり」を解読するとレイヴィア岬の祠を示していることが分かります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
レイヴィア岬の祠に向かうと、祠の近くに台が置かれており、その台にはスタンプが用意されていることに技能を振らなくても気づくことができます。
本来であれば、スタンプを押して終了ですが、レイヴィア岬の祠にいた先客のトレジャーハンター達とのイベントが発生します、
トレジャーハンターの撃破後にスタンプを押すことが可能です。スタンプには「9」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
その他、レイヴィア岬の情報については◆【エリア紹介:ゼルン市】◆をご覧ください。
以下、イベントの描写を載せておきます。
【レイヴィア岬でのトレジャーハンターとの遭遇イベント】
レイヴィア岬の祠に辿り着いた探索者達は祠の近くにスタンプを発見します。
ですが、探索者達の行手を遮るように武装をしたトレジャーハンターが二人現れました。
「観光気分でトレジャーハントとはな。随分と甘いことを考えているみたいだなぁ、お前ら。お前らみたいなトレジャーハンターの仕事を舐めている奴らを見ると虫唾が走るんだよ」
「ただ、残念だったな。俺達と出会ってしまったのが運の尽き。だが、安心しろ! お前らは俺達の本当のトレジャーハンティングの礎になれるんだからよ!」
「俺達の狙っている王家のお宝は残念ながら海の底だ。おまけに深きものなんて言われているタチの悪いサファギン共がうじゃうじゃいやがる。アイツらは獰猛でサメみたいな奴らだ。狡猾で弱った奴を狙う。しかし、だからこそ分かりやすい」
「俺達が狙われないようにデコイが必要ってことだ。血を流した活きのいい囮がなッ!!」
「ってことで! 死なない程度に痛めつけて魚の餌にしてやるぜ! 覚悟しな!!」
このイベント後、トレジャーハンター×2との戦闘が発生します。詳細は◆『エネミー図鑑』の情報◆をご覧ください。
【アルダヴ湖】
「海と山の恵重なりしかた。打ち捨てられし、船に印と碑石隠されたり」を解読するとアルダヴ湖の捨てられた船を示していることが分かります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
目的のものが既に分かっている場合は<目星>を振る必要はありませんが、具体的に探すものと場所が分かっていない場合に虱潰しに探すという場合は<目星>にハード成功することで情報を得ることができます。
スタンプには「1」という数字が刻印されています。
スタンプを押していれば何回でもスタンプの内容を確認できますが、スタンプを押していない場合に数字を確認する場合は<アイデア>に成功する必要があります。
また、近くに設置された碑石には以下の文が書かれています。
「古羅馬の将軍の名の下に、暗号文に潜む裏切者を滅せよ。さすれば、不在の玉座につきづきしき者帰らむ」
その他、アルダヴ湖の情報については◆【エリア紹介:グローヴ=ヴァイカウント市】◆をご覧ください。
③手に入れた情報を元に推理してみる。
スタンプの数字は「18」、「5」、「7」、「1」、「12」、「9」、「1」です。数字のままでは意味が分からないため変換をする必要があります。
変換方法を閃くには<アイデア>に成功する必要がありますが、リアルINTで解読方法を見つけても大丈夫です。
<アイデア>に成功すると、数字をアルファベットに変更するという方法を思い付きます。
「18」、「5」、「7」、「1」、「12」、「9」、「1」→「E」、「R」、「T」、「N」、「Y」、「V」、「N」
「ERTNYVN」という文字列が浮かび上がりますが、該当する英単語はありません。
そこで、石碑の暗号「古羅馬の将軍の名の下に、暗号文に潜む裏切者を滅せよ。さすれば、不在の玉座につきづきしき者帰らむ」を解読する必要があります。
解読が難航している場合は<アイデア>を振るなどして救済措置をしてください。
解読に成功すると「七つの数字から導かれる七文字がシーザー暗号になっており、シーザー暗号のルールに則って文字を戻すと答えが分かる」ことが分かります。
ここからは虱潰しに答えとなる英単語を探していくことになりますが、ここで<アイデア>を振って成功すれば、「13文字戻すと答えが現れる」と分かっていいでしょう。
「ERTNYVN」 を変換すると「REGALIA」になり、レガリア島を示していることが分かります。
③′そのままレガリア島に向かわずに寄り道をしてみる。
謎が解けたところでレガリア島に渡る方法を探す場合は、リュレーエ港に向かい、船を出してもらうのが最短ルートです。
しかし、ここであえてリュレーエの町役場に向かうという選択肢もあります。
探索者達が謎を解いた後に町リュレーエの町役場に戻ると、謎を解く前とは少し状況が変わっています。
・ザグーマが不在
職員にザグーマについて話を聞くと、少し前に仕事を早退したことが分かります。謎を解いてから数日が経過している場合は無断欠勤が続いていることが分かります。
・ミシェール=デヴァドンのイベントが追加
謎を解き終えるとミシェール=デヴァドンとのイベントが追加されます。なお、このイベントはミシェールとの初遭遇イベントを終えていることが発生条件となります。
【謎解き後のミシェール=デヴァドンのイベント】
「謎解きが終わったの!? ……なるほど、謎はレガリア島を示していたのね。スタンプラリー達成のお祝いをしたいところなのだけど、ザグーマさんは不在なの。彼が景品の管理をしているみたいだし、今は何も渡せないわ。とりあえず、レガリア島に行ってみたらどうかしら? リュレーエ港から船で行くことができるわ。……しかし、結局、この謎ってザグーマさんが本当に作ったものなのかしら? レガリア島はかつてファゲルズァート島が大陸だった時代に王宮があった場所みたいだし……怪しいわね。島に行く前にもう少し謎を解いてみるのはどうかしら? 歴史的なことを調べるのであれば、考古学者のゼームズ・ウェーバード博士の資料があるウェーバード博物館かバブイル図書館に行ってみるのはどうかしら? 両方とも大都市リンプレントにあるわ」
ミシェールに提案されたウェーバード博物館かバブイル図書館で探索すると『ファゲルズァート島の古地図』を入手することができます。
ウェーバード博物館の場合は2Fの大展示室②、バブイル図書館の場合は1Fにあります。詳細は◆エリア紹介:大都市リンプレント◆をご覧ください。
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・ファゲルズァート島の古地図
ファゲルズァート島を描いた古地図。
ただし、コンターチ灯台の近くに「18」、源泉の洞窟の近くに「5」、星砂の砂丘の近くに「7」、ゴーヴラス砦跡の近くに「1」、ゼルン丘陵の近くに「12」、レイヴィア岬の近くに「9」、アルダヴ湖の近くに「1」と書かれています。
また、レガリア島のあるべき場所には王冠が描かれています。
この地図について調べる場合、<目星>を振ることができます。成功すれば、王冠の中心に描かれたエメラルドの中に細筆でこのようなことが書かれていることを発見することができるでしょう。
「The succession to the throne is watched over by fairies.
Fairies live in the forest and are enshrined in small shrines there.
(王位継承は妖精に見守られて行われる。
妖精は森に住み、森の小さな祠に祀られている)」
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④レガリア島に向かう。
リュレーエ港に向かい、ロールプレイで窓口にレガリア島に向かいたいことを伝えます。
「レガリア島までですね。離島までの船を手配しますのでしばしお待ちください」
数分の後、レガリア島と行き来を引き受けてくれる船頭を紹介してもらえます。次回以降はリュレーエ港で受付に伝えるだけでレガリア島までの移動が完了します。
レガリア島につくと、砂浜のところで降ろされます。探索を進めてください。
なお、地下への階段は小さな王の森の中にあります。
小さな王の森は比較的狭い森の筈ですが、中はかなり迷いやすくなっています。
森は全部で五つのエリアに分かれており、次のエリアに進むためには<ナビゲート>に成功する必要があります。<ナビゲート>に失敗した場合はそのエリアをぐるぐると回り続けることになります。
五つ目のエリアには小さな祠があります。既に場所を特定している場合は必要ありませんが、何も情報がない段階で地下への隠し通路を探す場合は各区画に<目星>か<考古学>を振って調査しなければなりません。
その場合は二回連続で成功しなければ情報は出ません。<目星>を二回か、<考古学>を二回、或いは<目星>と<考古学>を一回ずつのいずれかを選択することができます。
この祠には地下への階段があり、海底遺跡に繋がっています。
なこ、祠の地下への階段を降りる前に<聞き耳>を振ってください。成功した場合は、見えない何かが近くを通り過ぎていった気配を感じ取ることができます。
その他、レガリア島の情報については◆【エリア紹介:レガリア島】◆をご覧ください。
⑤海底遺跡を探索する。
海底遺跡
海底遺跡はエリアA、エリアB、エリアC、エリアD、エリアE、エリアFの六つのエリアで構成されています。
エリアAから侵入し、エリアFに辿り着くことができればシナリオが進展してイベントが発生します。
エリアFはどうやら玉座の間のようです。元は絢爛豪華な部屋だったようですが、時間の経過と共に風化して現在は色褪せています。
海底にある筈ですが、他のエリアと同様に空気があります。
玉座の間には既に先客がいます。探索者が玉座の間に近づけば、それがザグーマ=ナイツロークであることが分かります。
【海底遺跡でのザグーマ=ナイツロークとの遭遇イベントの描写】
そこにいたのは紛れもなく、リュレーエ港の観光課長であるザグーマ=ナイツロークだった。
ザグーマは探索者達の存在を気づくと、嘲りや蔑みが籠った眼差しを向ける。
「ああ、君達か。君達のおかげで長年解けなかった謎を解くことができた。君達には感謝しても仕切れないが……正直、もう用済みなんだよ、君達は。下賎な下々民の貴様らに改めて名乗ろう! 我はザグーマ=ナイツローク、かつてファゲルズァート大陸を支配したファゲルズァート王家の分家筋、ファゲルズァート王家の血を受け継ぐ最後の血の継承者だ。ファゲルズァート王家はファゲルズァート大陸と共に沈み、ようやく我らが天下を取れる時代がやってきたというのに、あの愚かしい先祖共はあろうことかその立場を捨てて平民となった。許し難きことだ! 世が世なら王として民草を支配できたというのに!! 貴様達、喜ぶがいい! 我が新たな王として戴冠する瞬間を目撃することができるのだ。そして、喜びに焦がれたまま散れッ!」
イベント終了後にザグーマ=ナイツロークとの戦闘が開始されます。
詳細は◆『エネミー図鑑』の情報◆をご覧ください。
ザグーマを倒した後、『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』をドロップします。
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・『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』
ファゲルズァート島の国宝クラスの品物。ファゲルズァート王家のレガリア。
ファゲルズァート王家の血を引く人間が装備すると自身の
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ザグーマは【MAIN SCENARIO:ファゲルズァート島スタンプラリー】のラスボスですが、彼を倒してもシナリオはもう少し続きます。
⑥レガリア島からの帰還
ザグーマを撃破して砂浜に戻った探索者はファゲルズァート島の本土に戻ることになります。
その際、船頭に『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』を見せると以下のイベントが発生します。
「そ、それがファゲルズァート島の王家のレガリア!? 神々しくて直視できん! その品はファゲルズァート島の宝じゃ。ファゲルズァート島に譲って頂けると島民としては嬉しい限りじゃが、どうするべきかは宝を見つけたお主達が決めることじゃな。スタンプラリーを主催していた港町リュレーエか、王家の品々を管理しているゼルン丘陵か、もし譲る気があるのであればどちらかに交渉を持ちかけるのがいいだろう。勿論、どちらもお主達が納得できるだけの対価を支払ってくれるだろう」
このイベント後にファゲルズァート島に帰還したところでシナリオは終了を迎えますが、その後、『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』をどう扱うかで三つのルートに分岐します。
⑥′ 『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』を売却しない。
探索者の手元に『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』が残ります。探索者が使用可能なアイテムでもないため、メリットがないルートだと言えるでしょう。
⑥′′ゼルン丘陵の宝物殿に持っていく。
探索者がゼルン丘陵の宝物殿に『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』を持っていくと、宝物殿の責任者から「是非、ファゲルズァート島の国宝を寄贈して欲しい」と言われます。
寄贈する場合は、お礼として1,000,000,000円相当のお金と『早業バッジ』×1をもらうことができます。なお、こちらでは六版の<値切り>のような使い方での<言いくるめ>使用による値段の吊り上げはできません。
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・早業バッジ
装備しているともう一度行動できるようになるバッジ。一ターン中の自身の行動回数に+1する。
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⑥′′′港町リュレーエの町役場に行く。
港町リュレーエの町役場では連絡が取れなくなったザグーマの捜索が進められているらしく、町役場全体が騒がしくなっています。
受付に話をしに行く場合は、「ミシェールさんが責任者をしているので、何か知っている場合はミシェールさんにお伝えください」と誘導されます。
ミシェールにレガリア島で起こった事件について話すと以下のイベントが発生します。
【レガリア島事件後のミシェールとのイベント】
「なるほど……事情は分かったわ。まさか、課長がそんなことを考えていたなんて。とにかく本当に無事で良かったわ。そして、一島民として皆様に感謝申し上げるわ。彼の野望を打ち砕けなければ今頃、この島は大変なことになっていたでしょう。迷惑料込みでお礼をお渡しするわ。受け取って頂けないかしら?」
その後、ミシェールから30,000,000 円相当の迷惑料兼お礼を支払ってもらえます。
「しかし、まさかレガリア島にそんなものが残っていたなんてびっくりね。観光地化すればリュレーエの財政も潤うと思うわ。ザグーマ観光課長の一件でしばらくは大変だと思うけど、それが終わったらプロジェクトを進められるように関係各所に働きかけをしておこうかしら? って、ビジネスの話はここまで。また、何か困ったことがあったら遠慮なく言ってね。力になるわ」
上記のイベントはゼルン丘陵の宝物殿に『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』を売却していた場合も発生します。
このイベント後、まだ『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』を売却していない場合はミシェールに『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』のことを伝えて交渉することができます。
【『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』の売却イベント】
「『月光を彷彿とさせる銀色に輝く王冠』ね……レガリア島観光地化計画の目玉になりそうだし、もし売るつもりならリュレーエで買い取らせてもらうわ」
ミシェールは500,000,000円相当での購入を提案します。
値段を釣り上げたい場合は六版の<値切り>のような使い方での<言いくるめ>使用によって値段を吊り上げることができます。
<言いくるめ>は三回まで使用可能です。一回成功で800,000,000円相当、二回成功で1,100,000,000円相当、三回成功で1,600,000,000円相当となります。
交渉が成立すると交渉した金額と『力業バッジ』×1をもらうことができます。
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・力業バッジ
装備していると与えるダメージが二倍になる。
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⑥が終わったところで【MAIN SCENARIO:ファゲルズァート島スタンプラリー】はクリアとなります。エンディングはありませんので、他のクエストをこなすか、島から脱出するか、話し合って決めてください。なお、ここでシナリオをクリアしても、即座にセッションを終了することはできません。
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