とある罪でポストに転生です
小阪ノリタカ
第1話 郵便ポスト
とある事件を引き起こして、世間を騒がせた末にオレ(重松)は警察に逮捕された。
連日、テレビなどで報道されてほとんどの人たちに存在が知られることになった。
そして、刑務所に収監されてから数ヶ月後の朝、胸の辺りに激痛が走り、その場に倒れて意識を失った。その後、病院に搬送されるものの、そのままオレは死んだ。
確かに、心疾患の持病は患っていたが、ここ数年間は発作等もなく、元気に過ごしていた。
正直、自分が死んだのは自業自得だと思っている。事件を起こして、世間を騒がせて、家族などを失望させて、いろんな人たちに多大な迷惑を掛けた。
今さら、こんなことを言うのは誰も許してくれないとは思うが、実のことを言うと「まだまだ生きたかった」
そう思っていると、目の前に白髪姿のおじいさん(推定70代~80代)が現れて「キミ、まだ生きたいのか?じゃあ、生かしてやる。ただし、キミの場合は人間とかは無理じゃな。重罪犯しているし。妥当なのは…そうじゃな、郵便ポストとかかな?」
強引に話を進める謎のおじいさんによって、翌日にはおじいさんが言っていた通り「赤い郵便ポスト」に変わっていた。
ちなみに、郵便ポストなので喋れないし、動くことも出来ない。(生きてはいるので呼吸は出来る)
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とある罪でポストに転生です 小阪ノリタカ @noritaka1103
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