火星移民の日誌2
冤罪
それは地球文明が進んでも逃れられぬ法律の欠陥
「判決文 原告側の訴えを認めMEGURI AWASE(40)はBHへの次元探索刑に処す」
特に従う法律が複雑化した宇宙に置いて犯罪者とは弱者の事であり
法律とは利権者の事を指す時代
不勉強とはかくも簡単に人を殺す
「ただし 被告が持つ人型宇宙住の権利は引き続き被告人に有り
キャンセル料の支払いも被告人の被害と相殺されるべき十分んな証拠がある為コレを請求しない」
結局私に掛けられた冤罪は晴れなかったものの
行き先が火星から※BHの先の別次元に変更される程度ですんだのだった
「私の取り分はどうなってるザマスか_」
※BH先の別次元探索
マイクロカーブラックホールを人工生成してワームホールを作り
現在の時空とは別の地球へ行く惑星探索方
行ったら戻って来れない前提だが
時々生存可能な地球に当たる事も有る
当たればデカいので積極的に人を放り込む口実を狙っている
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