効率の良いカロリーを探せ
銀色の全身タイツの上からパワードスーツを着込み人型ロボットで移動する地球文明に今最大の危機が訪れていた
その名も食料不足
地域や時代によって食事の回数にブレはあるがおおむね1日3食が基本だった所にいくら食べても太らない銀色のタイツの登場で
朝食
10時のオヤツ
昼飯
3時のオヤツ
夕食
夜食
の1日6食を食べる様になり
更にそのカロリーが電気に変換されて消費される事によって
ドガ喰いで至る人が日常になってしまった地球文明
単純に食料の消費量が3倍に跳ね上がったのである
当然の様に起こる食料不足
対策として様々な検討された
まずは農地の拡大
植物の品種改良による生産効率の向上
今までの延長による改善を行うも生産量が追いつかず
次にタンパク質の確保
今までの畜産業の他に
兎にも角にも効率重視で生物を選定したら
消費者から大ブーイング
食文化の無いコオロギやカエルは拒絶反応がアレルギー並に出て政府は断念
(子供の頃に食べた事ない食品は大人になっても食べる習慣が出来ないので
子供の内にマックのバーガーを食べさせろと言うのは含蓄の有る言葉だと思う)
紆余曲折を経て選ばれたのは
工場で生産する大豆であった
変幻自在のタンパク質
加工次第で野菜にも肉にも調味料にもなる伝統植物を品種改良し工場で効果的に生産する事で安価でカロリーを確保したのであった
次回 地球文明 宇宙に行く
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