第30話 抗い(3)
「はい!」
「やぁ!」
「とぉ!」
《カン!》
《カンカン!》
《カンカンカン!》
儂も自分が呪術で召喚した剣と盾とを使用して、四人の攻撃を受け、加えを繰り返しているのだが。まだまだこやつらはなってはいない、隙だらけのどうしようもない【英霊者の証持ち】だと、儂は取り敢えず再認識ができる。
◇◇◇
儂の晩年期……。呂布奉先のガキに謀反に遭い、暗殺された時の儂ならば、今の能力開花がちゃんとできていない、本来の力を使用できていない四人相手でも辛いかもしれないが。
今の儂の身体は十七歳の
となれば?
そろそろ四人とのお遊びはお終いじゃ! 少しばかり四人の君主──主として、一騎当千万夫不当と呼ばれた者達の力を胸に叩き込んで、奴らに現実を教えてやらねばならぬと思うから。
これから儂は牛輔、李傕と郭汜、樊稠の奴に対して遊びではなく、本気で剣ではなく、拳を使用して殴り倒してやろうと思う。
神速──!
儂は自分の脳裏で呪術を呟くと四人の攻撃を大人しく受けてやる行為を辞め──。この巨躯で奴等の視界から完全に消える。
「「!!」」
「「消えた?」」
「神速だ!」
「上田先輩……。デブの癖にうちよりも早い……。マジで可笑しい、あっ、ははは……」
牛輔や李傕、郭汜の奴は自分達の瞳で儂を捉える事ができないから驚嘆しているのに。樊稠の阿保は驚嘆しつつも
(お願い)
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