第10話 そんな僕にも希望が(1)
「あっ、ははは~」
「上田~、死ね~」
「死ね~、死ね~」
「死んでしまえよ。このくそデブが~!」
張繡さん率いる
だから僕の身体中は痛くて仕方が無い。
「このクソデブ~! 本当に気持ち悪いんだよ~! 仲穎~、お前の顔を見たらアーシの気分が悪くなり吐き気がするぐらい気持ち悪いんだよ~! 仲頴~、お前は~!」
でも張繡さんはこの通りでね……。彼女は完全に興奮し、僕を虐めることに酔っているようだから。更に歓喜、感動しながら僕の体躯を踏み続ける仕打ち……。
それも興奮の余り自分の短い改造スカートの中から赤かな? 妖艶なスケスケ○ンティーチラチラと見える、じゃないな? (笑)
悲痛な顔をした僕の瞳にしっかりと映るほど、自分の綺麗に伸びた足を振り上げながら、身体中を踏み、蹴りまくる。
だから彼女達から今日も酷い言葉で蔑み、侮られ、嘲笑いの集中砲火を浴びながら荒々しい行為を受けている賭け事の対象者である僕の口からは。
「うっ、うっ、うっ、うぅ、ううう。痛い……」
と何度も呻り声が漏れる刹那状態が続く。
でも彼女達は相変わらず歓喜、感動、興奮を続けるから。
「あっ、ははは~!」
「上田~、死ね~!」
「死ね~!」
「死んでしまえ~!」
高笑いを浮かべ、侮りながら僕へと恐ろしい言葉しか告げてはこない。
「い、痛い。痛いよ……。僕の身体中が痛いから許してよ。張繡さん……。お願いだから……。今日も何でも君も言う事を後で聞くから、もうこれ以上は酷い事をしないでお願いだよ。頼むよ……。」
僕は今日もまた張繡さんへと命乞い……。後で彼女のおもちゃになるから許してと嘆願をする。
「……ん? 後で……。まあ、仕方がないね……。後でアーシに尽くすんだよ。デブ分かったかい?」
「はい、わかりました」
張繡さんはムッとした顔をしているけれど、僕の願いを今日も聞き入れてくれた。
だから僕はこれで彼女達の虐めから解放をされると言う事は無い。まあ、ないのだよ……。マジでね……。
だって張繡さん達の興奮はピークに達しているほど、僕を踏み蹴る、虐め続けるのが面白くて仕方が無いから。
「あっ、はははははは~」
「きゃ、はははははは~」
彼女達は高笑いを浮かべながら今日も僕のことを、虐めを続ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます