イケメン同級生に好きな人がいるって伝えたら絶望された…(あなたのことなのに)

@sinon_t

第1話「嘘…でしょ…」



「好きな人とかいるの?」


「…うん、いるよ」(あなただけど)


「え?マジ|で?」


「うん、マジ」


「そっ…か」


拝啓昨日までの自分、自惚れるなよ…


神薙(かんなぎ)高校2年の

来栖 凛(くるす りん)は絶望していた。

中学から知り合い、最高に仲の良かった親友

で、想い人の姫乃 桃(ひめの もも) に好きな人がいると言うのだ。


(誰だ?一体誰だ…)


「凛、どーしたの?なんか顔色悪いけど」


「う、ううん、大丈夫。ちょっと考え事してただけだから」


「そう?熱とかない?」

と言って私のおでこに手を当てて心配してくれるけど…逆効果です。

(やばい、いい匂いする…可愛い…)IQ3の凛


「うーん大丈夫そうだけど…てか幸せそうな顔してるし…」


「そりゃぁ桃みたいな人にこんなことされたら幸せでしょ」


「そ、そう?(照)」


(え、かわいっ)


「そ、そういえば!凛には好きな人いないの?」


「え、桃の事が好きだよ?」


「もう!からかわないでよ〜それは友達として、でしょ?」


(そんなことないんだけどなあ。けど、桃には好きな人がいるみたいだし言うのもちょっと…思い出したら悲しくなってきたな)


「え、ちょっと、凛?凛〜?やっぱ体調悪いのかな!?」


一方周りのクラスメイトは

(まーたイチャついてるよ…)

2人のいつもの夫婦漫才に呆れていたのだった




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