第8話 ジェノサイドベア

 待ってましたの収入。

 『念話無双』、4,659PV、☆54個。

 『突然異世界転移した俺は……』、27PV、☆0個。

 『奇跡の倉』、2,909PV、☆77個。

 獲得、7,595リワード、☆131個。


 意識が飛んでいる。

 14日間の記憶がない。

 でもその間にPVは稼いでた。

 だから今回は多い。


 予告通り新作の『奇跡の倉』を始めた。

 不甲斐ないPVだけど、まあこんな物かなとも思う。


――――――――――――――――――――――――

https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093089806272245

 ふむ、執筆ガチャが念話無双か。

 休みだとつまらんのう。

 ノーマルガチャは絶対零度吹雪スキル。

 チートだがレベルが低くて宝の持ち腐れじゃな。


 それとだ。

 執筆ガチャは今回で廃止じゃ。

 『奇跡の倉』と『念話無双』の執筆で手が回らないじゃろう。

――――――――――――――――――――――――


 うん、このままオッコトが育てば、きっとドラゴンにも勝てるに違いない。

 執筆ガチャが廃止か。

 手が回らないのも事実。

 ありがたいことだ。


 コメントは5つ。

 何やら不穏な気配。

 嬉しくないが仕方ない。


 残りは、62,879リワードと☆194個


 朝飯、ミックス野菜を99リワードで買う。

 バターロール6個入り、99リワード。

 牛乳、199リワード。

 マヨネーズはまだ余っている。

 ジャム、99リワード。

 バター、198リワード。

 水2リットルを2本、118リワードも買った。


 さあ、今日は冒険だ。

 いい加減、家の敷地から出ないと。

 そう思う。


「オッコト、行くぞ」

「ぷぎっ」


 出てくるホーンラビットはオッコトがやっつけた。

 順調だ。


「ガアアア!」


 出やがった。

 ジェノサイドベアだ。

 うん、立ち上がると家の屋根より大きい気がする。


「オッコト、絶対零度吹雪!」

「プギッ!」


 オッコトが白いブレスを吐く。

 ジェノサイドベアの右足が凍り付いた。

 だが、片手の一振りでオッコトは吹っ飛ばされた。


「オッコトォォォ!!」


 オッコトから返事はない。

 ぐったりしている。


 ここまでか。


「【神足】。【強斬撃】」


 リリコットが駆け付けてくれた。

 リリコットの一撃はジェノサイドベアの片手を切り飛ばそうとした。

 大剣が腕に当たり、火花が盛大に散る。


「ぐぬぬぬ! とりゃゃゃゃ!」


 リリコットが気合を入れて剣を引くように動かす。

 火花が上がり、ジェノサイドベアの片手は切り飛ばされた。

 ジェノサイドベアは、唸っている。

 まだ戦意は喪失してない。

 リリコットの大剣は刃がボロボロだ。

 硬いにもほどがあるだろ。


「そうだ。オッコト」


 オッコトに駆け寄って傷を確かめる。

 血がほとんど出てない。

 軽いから飛ばされただけで済んだのだな。

 いや自分から飛んだのかも。

 とにかく良かった。


 振り返るとまたも盛大に火花が上がる。

 そして、リリコットの大剣は半ばから折れたが、ジェノサイドベアの残りの片腕も折れた。


 リリコットは半分になった剣で最後に首を斬りさく。

 勝負がついたようだ。


「ぷぎっ」


 オッコトも目を覚ましたようだ。


「リリコット、ありがとう」

「間に合って良かったぜ。雄叫びを聞いてからもしもと思って急いで来た」

「お礼にごちそうしないとな」


 リリコットがポーションをオッコトに飲ませて、ジェノサイドベアを収納魔道具で収納した。

 さて、お礼はなんにしよう。


 高い料理と言えば、あれだな。

 牛ステーキ肉、1枚625リワード。

 これを10枚。

 ステーキソース299リワード。


 フライパンで焼き始めた。

 ジュージュー焼く音と、肉が焼ける香ばしい良い匂いが辺りに立ち込める。


「召し上がれ」

「おう、良い匂いだな」

「ぷぎっ」


 焼くのが間に合わない。

 俺の分は1枚で良いから残しておいてくれ。

 なんとか俺の分は確保した。


 久しぶりにステーキを食ったよ。

 油が乗ってて美味いことと言ったら。


 デザートには99リワードのアイス。

 アイスも美味し。

 締めにはピッタリだ。


「ふいー、食った食った。オーク肉も良いけどよ。今回の肉は格別だったぜ。今まで食った中では5本の指に入る」

「リリコットのお礼になったのなら良いさ」


 ドスンドスンと音がした。

 リリコットが大剣を引き寄せた。

 みんなで外に出ると、オッコトが大人になったらこんな感じかなという小さな家ほどの猪がいた。


「ぷぎっ」


 オッコトがその猪に駆け寄る。

 そしてじゃれ始めた。

 どうやらオッコトのお母さんらしい。

 オッコト母の顔面には3筋の傷がある。

 そして前足が骨折しているようだ。


 たぶんだが、ジェノサイドベアにやられたんだな。

 ジェノサイドベアが死んだので姿を現したと思われる。


 オッコトはしばらくじゃれつくと、満足したと言わんばかりに庭に戻ってきた。


「ぷぎぃぃぃ!」

「プギイイ!」


 お別れだと言っているように2頭が鳴くと、オッコト母は森に消えて行った。

 ジェノサイドベアがいなければたぶん大丈夫。

 そんな気がした。


「しかし、オッコトがいて助かったぜ。片足が凍ってなければ死んでたのはあたい達の方だった。それぐらいジェノサイドベアは強い」

「ああ、あの武骨な大剣が折れるんだものな。それとオッコト母も敵わなかった」

「ギガントボアじゃ、ジェノサイドベアには敵わない」

「スキルを貰っておいて良かったよ」


 不穏な気配どころか危機一髪だったな。

 だが、恐れているばかりでは物事は進まない。

 レベルを上げないと転移の魔道具が俺には使えない。

 今回のことで大幅レベルアップした。

 俺は何にもしてないが、オッコトが攻撃したからな。

 片足を使えなくする戦果は立派なものだ。


 ☆100スキルの家具作成を取って、午後はミニチュアを作って過ごした。

 あと、畑の草むしりと虫取り。


 夕飯は、カップ麺のたぬき天ぷらそば、119リワードにした。

 明日はどんな一日になるかな。

 願わくば平穏であってほしい。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 ☆獲得131個。

 獲得スキル、家具作成☆100。


 ☆残り94個


今回の収支:

 収入

 7,595リワード


 支出

 食事関連、7,777リワード

 入浴関連、200リワード


 残金

 55,102リワード

 10,100イール


 銀のたわし

 3個


次の分岐:


 レベルアップのおかげで転移の魔道具が使えるようになった。

 街のどの施設に行く?


 ①冒険者ギルド

 ②エンリコの店

 ③むふふ♡なお店


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 12/19日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


ガチャ:

 ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。

 権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。



ノーマルガチャ:あと♡2個

 ⓪ 銀のたわし

 ① 10リワード

 ② 100リワード

 ③ 1000リワード

 ④ 従魔用、炎爪スキル

 ⑤ 従魔用、炎息吹スキル

 ⑥ 従魔用、植物拘束スキル

 ⑦ 従魔用、芽吹大砲スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


スペシャルガチャ:あと☆67個

 ⓪ 従魔用、超身体強化スキル

 ① 従魔用、残機スキル

 ② 従魔用、幸運スキル

 ③ 従魔用、強奪スキル

 ④ 従魔用、竜化スキル

 ⑤ 従魔用、石化息吹スキル

 ⑥ 従魔用、神威スキル

 ⑦ 従魔用、再挑戦スキル

 ⑧ 従魔用、霧化スキル

 ⑨ 従魔用、十秒無敵スキル


リワードガチャ:あと758PV

 ⓪ 銀のたわし

 ① リワード獲得1.1倍

 ② リワード獲得1.2倍

 ③ リワード獲得1.5倍

 ④ リワード獲得2倍

 ⑤ リワード獲得5倍

 ⑥ リワード獲得10倍

 ⑦ リワード獲得100倍

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:丸太・喰寝

レベル:22

魔力:107/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 砂鉄集めⓘ

 製鉄ⓘ

 調理器具作成ⓘ

 ゴミ箱ⓘ

 精肉ⓘ

 ノコギリⓘ

 木材作成ⓘ

 家改築ⓘ

 裁縫道具作成ⓘ

 食器作成ⓘ

 家具作成ⓘ


名前:オッコト

レベル:22

魔力:584/2904

スキル:

 火炎竜巻ⓘ

 炎鎧ⓘ

 氷壁ⓘ

 絶対零度吹雪ⓘ

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