九杯目 酒蔵の淡雪

 スパークリング系の日本酒って、当然ながら時間が経つとシュワシュワ感が減ってしまうんですね。

 リカーショップにもワゴンセールがあって、説明を見てみると

「製造から時間が経ったため、お安くしておきます」

 と書いてあったりするんですよ。

 米と米麹だけの甘いお酒なら「サルベージ!!」と買っていくのですが、それ以外のスパークリングの場合は、「ごめんね」と後ろ髪惹かれる思いをしながらその場を立ち去っています。


 日本酒と言えばガラス瓶のイメージでしたが、最近はアルミボトルで提供されているものも時々見かけます。

 吉乃川さんの『酒蔵の淡雪』もそれで、ライトな水色のスリムボトルで、気軽に手に取りやすい印象です。デザインがめちゃカワ! 吉乃川と大きく印字されていたので、これが商品名かと思ったら、こちらは酒造さんのお名前でした。


 中身はスパークリングでシュワシュワ♪ めっちゃ美味しい♪

 手のひらサイズのアルミボトルで、甘酸っぱくてシュワシュワなので、炭酸飲料みたいにカジュアルに手を出してしまいそうです。

 また、「淡雪」って名前がすごく合ってますね。

 口の中でシュワッと溶けていく甘さがまさに「淡雪」ってイメージでした。

 ちなみにアルコール度数は7度だそうです。お酒弱いのに、口当たり良すぎて勢いよく飲んじゃったよ。


 これ、一度しかお目にかかったことがないので、また出会いたいですね。

 米どころ新潟の商品らしいので、そちらではメジャーなのでしょうか。

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