人間の恐ろしさ
@tonkoturamen
第1話
俺はあの日、あの瞬間に心奪わられた。
そんな話をしよう。
俺は大学に入りたくて受験勉強をしていた。
だが、結果は虚しくも落ちた、あまりのショックに、俺は部屋に引きこもるようになった。
そんな、ある日の事だった、俺はある物に出会った。
そう、それは、ソシャゲと言われるものだった。
ソシャゲの中には夢と希望が満ち溢れていた。
種類によっては、ゲームにはフレンドとチャットが出来る機能まで付いている。
そこで、俺は友達が3人出来た。
初めての友達だった、だが、所詮はゲーム、
実際に会って話したりする訳にもいかない、
俺はとある事に気付いた、人生ってガチャだ、
そう思った、ゲームのやり過ぎか、とも思ったが、以外と当てはまる事が多いのでる。
例えば、最近だと親ガチャと言う物もあるらしい、あとは、学校で出会うクラスメイト、そして、そこから出来る、友達の存在である。
友達は選べない、ガチャでも一緒だ。
このキャラが欲しいと思っても出てきてはくれない、何より怖いのは、しつこい友達である。
何度も話しかけて来る友達、だが飽きるとすぐどっか行く、その友達から距離を置こうと思っても、無理だった。ガチャも同じだ。
ガチャの中からは逃げられない、
そして、その友達からも逃げれないのである。
理想の上司、理想の友達、そんな物は現実に居ない、なぜなら理想何だから、こういうキャラ実装されないかな?と願っても無理なのと一緒だ。
理想の人が近くに居る人が居たとしたら、
その人は幸運だと思う、俺からしたら、
いい友達を持っているのに、良い友達何て居ないよ、という話し声が聞こえてくるだけで腹が立ってくる、こっちで勝手に秤に乗せて居るだけだから、何とも言えないが、今思うと、少なくともお前は幸せ者だった、なのにそれを手放すような事をした、それが、どれだけ勿体ない事か、大人になったら分かるだろう、しかし、友達と言うのは、一人の人間なのである。
人間はとても気まぐれで、集団で物事を決める祭、言い間違えや、少数派になった人を大人数で叩いたりする物だ、だから、俺は思った。
人や友人は時に神になり救いの
手を差し伸べてくれる。
だが人によっては、人とは言えない何か、
悪魔の様な、そんな化け物に変貌する。
そうなった人は誰にも止められない、
そう考えついた先に待っていたものは、
外に出る怖さだった、俺はまだ、部屋から出られそうにない。
人間の恐ろしさ @tonkoturamen
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