カクヨムコンテスト10【短編】を通じて短編小説を楽しむ。
郷倉四季
第1話 カクヨムコンテスト10【短編】に参加する。
カクヨムを始めたのが2018年5月でした。
現在が2024年の11月ですので、6年ものあいだ僕の日常の横にはカクヨムがありました。
エッセイと小説を細々と書いているだけのアカウントであり、ランキングに載ったり、コンテストに(積極的に)参加する訳ではない日陰者として、ここまで来ました。
今後もアカウントだけ残っているという状態が続くのだと思っていました。
けれど、今回カクヨムコンテスト10に友人たちと参加してみようとなったため、積極的にカクヨムの活動をしてみたいと思います。
今まで読んでくださった方、僕の名前を知っている方、初めましての方、様々いらっしゃると思うのですが、カクヨムコンテスト10が終わるまでは、よしなにお付き合いいただけば幸いです。
ちなみに友人たちと参加してみようとなったコンテストは「カクヨムコンテスト10【短編】」です。
これは「本文400字以上1万字以内の短編小説及びエッセイ」で、ジャンルは「ファンタジー、恋愛、ラブコメ、現代ドラマ・文芸・ホラー、エンタメ総合(SF、歴史、ミステリー)、エッセイ・ノンフィクション」となっています。
王道な区分けかとは思いますが、あえて注目するなら「現代ドラマ・文芸・ホラー」で一つ、「エンタメ総合(SF、歴史、ミステリー)」で一つのジャンルになっていることでしょうか。
この二つは範囲がなかなか広いですね。
どんな作品が集まってくるのか気になるところです。
今回コンテストということで、【短編】の優秀作には三つの賞が用意されています。
それが「読み切りコミカライズ賞」「コミックエッセイ賞」「カクヨムネクスト賞」となっています。
賞を取るとコミカライズされる賞と「カクヨムネクスト賞」は「受賞者自らが当該短編をもとに長編作品へ構想をふくらませて再構成、執筆を担当のうえ、「カクヨムネクスト」で連載され」る賞なんだそう。
つまり、「カクヨムネクスト賞」は長編化できる作品を求めているんですね。
あくまで受賞を狙うのであればですが、コミカライズ化されること、あるいは長編小説化されることを念頭に置いて執筆をすることが求められています。
個人的に僕はそのような前提で小説を書いたことがありませんでしたが、今回せっかく参加するのですから挑戦したいと考えています。
僕が参加する作品を読んで、「どこがやねん!」と思う方も(結構な数)いると思います。その際は、こうしたらコミックス向けなのでは? とか、こうしたら長編向けになるかも、などのコメントもいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
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今回この連載で僕が試みたいことは三点ございます。
それはまず、お祭りに参加すること。カクヨムコンテスト10という企画自体、お祭り的なニュアンスが込められているように感じます(あくまで僕は)。なので、色んな参加作品を読んでコメントやレビューを積極的に書いていけたらと思います。
次に短編小説に関する考察です。短編小説は「ただ短いお話というだけではまったく物足らない性質を宿命的に含」むと芥川賞作家の町屋良平は言っています。
僕自身も多くの短編小説を読んできましたが、単なる「短いお話」と言う括りでは測れない作品と出会うこともしばしばあります。
また、村上春樹作品を読んでいると一つの短編が長編小説(たとえば短編「蛍」が長編「ノルウェイの森」)の種として描かれている場合があります。
短編小説とはあらゆる可能性を秘めた魅力的な形式なのだと思います。だから、それを紐解くエッセイを目指したいと考えています。
最後は宣伝です。
大変下心のある内容で恐縮ですが、せっかくなので、僕や友人たちの作品を読んでいただきたい。そういう気持ちが大いにあります。
とはいえ、ただ「面白いですよ」とか「読んでください」では味気ないので、あくまでエッセイとしての体裁は保った内容のものを目指したいと考えています。
以上、三点です。
もしよろしければ、フォローやスキなどで応援いただければ大変励みになりますので、よろしくお願いいたします。
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今回、連載を開始するに当たって同時刻に「僕は蛇の抜け殻に触れられなかった。」という短編をアップしています。もしよろしければ、ご一読いただければ幸いです。
どういう話かは、また別の機会に書かせていただきます。
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