第28話
心の灯った消す事が永遠にできない空白。
あの日、掴めなかった君の手。
あの日、言えなかった君への思い。
もしも、あの日に戻れたら、僕は……きっと君を離さない。
だって、あの日は二人とも同じ歩幅で、同じ距離を一緒に歩いてた。
毎日、明日がくるのが楽しくて、美緒、きみが隣にいるだけで毎日が幸せだった。
だからこそ、きみがいない、この瞬間が辛いよ?
美緒? 本当ならいま、きみの隣で笑っていたのはあいつじゃあなくて……
☆
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