ざまぁされ終えたら好きに生きても良いよね?〜自由に楽しく暮らしていたらいつの間にか原作陣営が崩壊しているのですけど!?〜
人中の蝮
序章、旅の始まり
第1話、ざまぁされてからやり直すって燃え上がるよね
物語には必ず悪党や悪役と言うものが存在するそれが本であろうともゲームであろうとも必ず必要になってくるものである。
最近ではざまぁと言うものが流行っているらしい。色々とひどい仕打ちをしていた者たちに仕返しする物語は大変人気であり未だにそれを目当てで読んでいる人もいる。
基本的に悪役は余程な悪役または主人公や善人に対して嫌がらせなどして主人公がそんな者たちを倒して強さや優しさを強調するためだけに存在する悪役だ。
けれどももしその悪役であるざまぁさせる人に転生してそしてざまぁをされて物語から退場した悪役はどうやってしまうのかそこまでは描かれる作品は少ない。
だからこそもしその悪役が何かをきっかけに変わってしまったらこれはそんな物語である。
・・・・・・・・・・・・・・・
「その程度でアクダくんに迷惑をかけていたの。本当に呆れる、アクダくんが殺さないでと言わなければ既に死んでいると思うけどね」
「くそ、どうしてだ!どうしてこんな差が出来たのだ」
そう言ってイケメンと美少女たちが倒されてとある者たちを見つめていた。
そうしてイケメンと美少女たちが見上げて見ている者たちの中には倒れ込んでいる美少女たちに負けない程の美貌を持ち合わせている美少女または美女が二人いてその二人に挑んで返り討ちにあっていた。
そしてその一人が今まで散々にアクダさんに迷惑をかけたとして当然の報いですね、悔やむならあなた達の行動を悔やみなさいと話していた。
そして周りの者たちも全くもその通りだと言って賛同して倒れているイケメンと美少女達を見つめていた。
「全くもこんな状況も理解を出来ないのはあなた達だけしかいませんよ。他にもいるのでしたら見てみたいぐらいですよ」
とある美少女がそう言っていた隣にいる男はこの周りの者たちから愛され信用されているアクダと言う男でありその男は何を考えているのかと言うとこんな事を考えていた。
(全くも理解出来ていないですけど!??どうしてこうなってしまったのか。誰か!分かる人がいたら説明して下さい!!お願いします、全くも分からないです)
アクダと言う男は内心で何も理解できないこの状況に困惑をしてどうしてこうなったのか過去を振り返って冷静に分析を始めるのだった。
そう、前世の記憶が蘇った5年前まで記憶を遡り始めたのであった。
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「この決闘、自分達の勝ちだな!」
目の前の美少年が高らかに宣言をしていた。
髪は紫色で更にルビーのような紅い瞳の絶世の美少年だった。
僕はその少年に見覚えがあると必死に思い出していた。
その時に向こうの美少年が約束通りにこの国から出て行ってもらうぞと言ってきたので何の事だと考えて少しばかり時間をほしいとお願いをした。
すると向こうは勝負を仕掛けてきたのはお前だから拒否権なんてないぞと言ってきたのでこちらは考え事をしていますから静かにしてくださいと言うと向こうはそ、そうですかと言って静かになったのでここら辺で冷静になり分析を開始した。
僕は日本生まれでいつも通りに中学生としてそろそろ受験勉強も視野に言えないとならないなと思いながら学校に向かっていたけど車に轢き逃げされてそのまま意識がなくなった所までは覚えている。
更に脳みそを回転して過去を思い出しているとこれを見てとあるやつを思い出していた。
それは、大好きだった水魔法が劣等感にされている世界で水魔法を使い世界を救います〜帰ってこい?水差し野郎たちは帰ってください〜と言う作品でありこれが人気なりゲームにでもなった作品で僕も大好きな作品である。
ざまぁみたいに使えない水魔法だからと冷遇されたけど水魔法の万能さと主人公の起点により数多くの人や国を救い英雄となっていく話で人気が高い。
その一方、追放したリーダー格であるアクダ・ミルバーグと言う対極の存在がいてこちらは炎属性が主に得意なやつで家も侯爵家で実力もあり見た目もイケメンであるけどそれでもプライドの高さに性格のせいで評価がマイナスまで行くほどの人物である。
性格とプライドさえなければほぼ完璧なだけに本当に残念な人物であり最後は主人公に決闘を挑んで敗北して国外追放されてしまうのだ。
本当に因果応報と言うべきだろう・・・さて、話は戻るけど只今、僕は決闘に負けてしまっているのだ。
しかも相手は間違いなく主人公なので・・・この状況、嫌でも分かってしまうけど国外追放が確定になっております。
いやいや!?ここからスタート!?もう少しだけでも早く前世の記憶が呼び起こせなかったの!?せめて決闘する前に記憶を呼び起こせませんでしたか!?僕!!??
まあ、こうなってしまってはどうしようもないから諦めるけどともかく追放される前にやっておきたいことがあるのでそれをやる事にした。
その大切なお願いとは追放される事は受け入れますので一週間ほどの生活費を支給しれくれますかとお願いをした。
流石に一文無しで追放されたら真面目に困ってしまうのでお願いをしてみたが却下をされた。
そんな少しばかりでも良くないですか追放されますけど一応、侯爵家の人間だったですよと思っていたがここは原作主人公の意見が通り僕は無一文どころか武器もなしで追放させる事になった。
あの〜、一応は侯爵家の跡取りだったのでせめて武器ぐらいは与えてくれると助かるのですけどと相手を怒らせないようにお願いをしたけどお前にやる武器は何1つもないとして血も涙もなく追放された。
確かに侯爵家とはいえ血が繋がりはないから無理かもしれないけど何かしらぐらいは支給をしてもよいのじゃないですかも感じていた。
それを見ていた門番たちも笑いながら俺を見送ってくれた。
すみませんがそんなに面白いなら投げ銭とかポーションとかくれませんかねと思いながらも僕は新たな人生を始めようとしていた。
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