ただのきまぐれで闇オークションを訪れた、放浪貴族のエマ。
生気のない商品が並ぶ中で一人、売られる立場にもかかわらずひょうひょうとした顔で接する愛らしい少年に目が止まる。
エマは、高額でその子を買い取るのだが———。
闇オークションを舞台に、人間の身勝手さと欲望がこれでもかと詰め込まれた一作。
そんな中でも、必ずしも救われたとは言いがたくも、買い手エマに引き取られた商品たちは少なからず心身の安寧を得たことでしょう。
人間の心の闇をあばくと同時に、商品へのあたたかな同情をそそる良作です。
みなさん、ぜひご一読ください。