side ジュキ

目の前にいるのは俺の幼なじみ。

テンリだ。

リー君の父親が死んでから母親がおかしくなった。

母親がリー君に何をしているかも俺は知ってる。だけど、俺はどうすることも出来ない。

リー君の家族と俺の家族は元々仲が良かった。

だけど、父親が死んでから疎遠になってしまった。

そして、リー君には兄がいる。兄はある人について行ってしまった。

だから、家には母親とリー君しかない。

そして、リー君がこの部屋で寝ると言うことは昨日あの人たちが来たということだ

誰でもいい。りー君、テンリを救ってくれ。

もう、テンリは限界なんだと思う。

目に光が宿ってない。

どうか、どうかお願いします。

俺の初恋の人。俺の大切な人。俺のたからものを救ってください

end

この時の、テンリもジュキもこの先の未来は想像もしなかったと思う。

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