最終話 図録:作品解説への応援コメント
非常に興味深い作品でした。
笹さんの書く小説は、いつも驚きと意外性満ちていると思っていましたが、その中でもこれはとびっきりですね。
面白い、と言うより「なんだこの感情ら?」「今自分は何を思った?」と恐ろしくなるほどの困惑がありました。とても、「面白かった」なんて言葉では言い表せない読後感。
それは題材が反道徳的だから、と言うだけでは無いでしょう。
結末までこれを読んだとき、少年をかわいそうな子、と思えずに、「欠落の中に望みという綺麗なものを入れたまま永遠になった少年」と思い、またそれを、美しいものであると思えました。
かわいそう。でなく、完全になった。美しい。と感じたのです。
それは作中のシリアルキラーこと私の精神性にとても近いもので、読み手をいつの間にかシリアルキラーの私と同じものにしてしまう恐ろしい小説であるように思えました。
恐ろしい。
すごいですねこのお話は。
少年の剥製、かなり見てみたい気分になりました。
すごい。
最終話 図録:作品解説への応援コメント
面白かったです!話ごとに視点を変えていてもわかりやすく、だんだんと男(息子)の異常性が見えてくる怖さ、オチも上手い!👏
一気に読んでしまいました☺️とても勉強になりました!