ルークandインナ

K-cabos

1話 ミライとイマ1

朝の9時頃だったのだろうか。このテンプル高校に転校生が来た。

もう席に知らない女性がいる。1人の女性は話しかけた。


君、新しい子? 私はジーナ。

私はインナ・フィリップス。

そうなんだ。どこから来たの? 

ニューメキシコのサンタフェ。

あー、だからスペイン語に訛りがあるのね。この辺のスペイン語とは違うもんね。なんか好きなことある?

私は好きな物は。


その瞬間、インナはおどおどしながら話した。


超能力がすき。

なにそれ? まさか、本当に出来る人が居るとでも?


するとインナは立ち上がって話した。


わたしは未来が、見える。この街に隕石が降って、失くなる。


その言葉を聞いて、ジーナおろか他の生徒たちは会話を止める。みんなはインナをバカバカしく驚いた様子で見ていた。このクラスだけでなく学校全体が笑うようにみえた。


あははは! そうなんだ! 変な子だね。じゃあね、変人フィリップスちゃん。


ジーナはそう言うとインナから離れた。この事がキッカケにインナには変なあだ名が付いてしまった。

たしかにこんな話だれが耳を貸すというのか。インナはそれでもションボリな顔はしなかった、本当にそうだからだ。紛れもない事実で、いつかわかる日がくる。


これが初日だ。



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